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11年間続けてきた新人公演応援団合評、既にお伝えした通り、昨年をもって終了することになりましたが、アドくいただいていた読者の皆さんから、たくさんのご意見、激励のメッセージをいただきました。

反響の大きいコンテンツであったことは自覚しておりましたが、改めて、多くの皆さまから支持いただていた企画であったことを、今なおかみしめる日々です。

そんな中、新人公演応援団應援團團インのお一人である堀越千秋さんから、カンテ部門の講評が届きましたので、ここで発表させていただきます。


あっちゃ~!
なんて久しぶりの更新!
でも、今日は、私のマル秘映像公開しちゃいますよ!

フラメンコロイドのメンバーと飲んでいた時のこと、
「私と同じ透析患者の人とか、病気で落ち込んでる人にフラメンコで元気になってほしいのよね! だって、ほんとにわたし元気になったもん!フラメンコで。コンパス練習してて足が上がるようになったでしょ?」と、私。

そしたら、わがコンパスの師匠、松ちゃんいわく
「それ、いいアイデアやな。そっちの方からフラメンコひろげたらええんちゃう?」
他のメンバーも、「そだそうだ!」とひとしきり盛り上がったのが、5月も半ばのとある日。

そして、およそ1か月後...。
「こんなん作ったよ! youtubeにアップするから見といて!」と松ちゃん。

11月20日、スペイン国立バレエ団全国ツアーの最後を飾るオーチャードでの公演を見た。
この日上演された「アレント」と「サグアン」の2作品。どちらも日本初演の新作で、今回の公演の目玉と言える演目だ。
中でも「アレント」は、バレエ団の芸術監督アントニオ・ナハーロ自身が振り行けたもので、
一昨年の来日公演でその手腕を見せつけたアントニオ・ナハーロ芸術監督のその真価を確かめたいと、私は期待を膨らませ狙いを定めていた。

そして迎えた昨日、「アレント」は、予想をはるかに超える傑作だった。
ナハーロは、この作品でスペイン舞踊の新たなページを切り開いたといっても過言ではないだろう。

フラメンコ・フェスティバル・イン TOKYOが、
昨日、いよいよ開幕。
10年ぶりに、サラ・バラスが日本にやって来た。

4年あまりの産休期間をへて、
母となったサラは、昨年12月に舞台に復帰。
ニューヨークをはじめ世界各国で復帰後初のツアーを重ねながらの来日だ。

力強くシャープな動き、
正確無比にしてこの上なく心地良いサパテアード
一糸乱れぬ連続ブレリタ、
夢のように空を舞うファルダ.......
そしてその身体がつかみ動かす周囲の空気のなんと大きいこと!

フェスティバルのプレイベントとして丸の内で実施された
日本初の大規模フラッシュモブの興奮、
皆さん覚えてますか?

踊りの人も、ギターの人も、歌の人も、フラメンコをやりたい人はすべてここから、「リズム感=コンパス」の習得からスタートしたらよいのではないという、私の中に芽生えていた漠然とした思いが、「松ちゃん先生」こと松村哲志さんの2つのクラスを通して、確信に変わった。



この秋、全国各地の映画館でフラメンコの風が吹いている。

大方のフラメンコ愛好家は、すでにご覧になったであろう、映画「ジプシーフラメンコ」。
東京の「ユーロスペース」での上映を皮切りに、全国20ヶ所あまりの映画館ですでに上映を終了しており、現在は仙台、横浜、佐賀で上映中、この後も来春まで各地で上映が予定されている。

「フラメンコは三位一体。その要はカンテ。
 だからバイレ上達にだってカンテの理解は欠かせない」

フラメンコにちょっとでも深く頭を突っ込んでいる人にとって、このことはいまや常識。

「フラメンコを踊るならカンテがわからくちゃ!」。
そう、そこまではみんなわかっているのです。
情報化社会ですからね。情報としてはみんな知っている。

でも、そのためにはどうしたらいいのか? 
カンテをわかる、感じるって、具体的にはどういうことなのか? 
カンテに反応できるバイレって何? などなど...、
その先はいまだ闇の中。そんな状況が歴然とあるように思います。

堀越千秋さんのことは、古くからのフラメンコファンなら知らない人はいないでしょう。

今日本にフラメンコの教室はたくさんあります。
素晴らしい先生も大勢いらっしゃいます。

それでも、日々フラメンコを取材していると、色々と感じることがあります。
また、私自身が「こんなことを学びたい!」、「もっと具体的にフラメンコを理解したい!」という欲求が出てきたりします。

そうした思いをバックボーンにしてシティオ塾の講座を企画しています。9月からは新たに4つの講座が開講しますが、それぞれの講座を企画するに至った私なりの思いを述べさせていただきたいと思います。