バイレ

スペイン国立バレエ団が、この秋来日する。
日本初演の「アレント」「サグアン」など新作も楽しみだが、
ここでは、同バレエ団の定番中の定番、名作「ボレロ」に注目。
異なる4つの「ボレロ」映像を紹介したい。

まずは、ホセ・グラネーロ振付による「ボレロ」。
繰り返し上演されてきたのはこの作品なので、スペイン国立バレエ団の代表作「ボレロ」といえば、皆、この作品をお思い浮かべるはずだ。

この秋、3回めのフェステバルが開催される。

プログラムは、
どちらもほぼ10年ぶりの来日となる、
サラ・バラスとアンダルシア舞踊団の2つ

実力十分の上に、フラメンコ界のアイドル的存在ともいえるサラ。
鋭い切れ味、超絶のサパテアードなど、圧倒的なアルテに加え、
その美貌と愛苦しさで、不動の人気を誇ってきた。

今や母となり、踊り手としての円熟の境地を迎えたサラに
アイドルという言葉がイメージさせるある種の軽さはない。

まずは、「ボセス-フラメンコ組曲ー」のダイジェスト衛鞅を見ていただきたい。

20代後半までは証券マンだったという。
30歳を目前にして、フラメンコに転身。すべてを捨て、スペインへ旅立った。

日本フラメンコ協会新人公演で、2012年には準奨励賞を、13年には賞奨励賞を立て続けに受賞。その後、彼の躍進が始まる。

フラメンコのステージはもちろんのこと、演劇やモダンダンス、タップダンスなどさまざまなジャンルとのコラボレーションに挑んでいる。

「普段フラメンコを見ない人にも興味を持ってもらいたいから」とその胸の内を語る永田。

そん彼が、今度は「映像」に挑戦した。
ロケ地は立川駅前の某所。
大胆な演出で、フラメンコの魅力がドラマティックに刻印されている。。

oleeeeeeee ×100
鳥肌が経つ程の心地良さ!
そして、根底に流れる確実な揺るぎないフラメンコ!
たまらないです!           (宇根由佳)

現代フラメンコのカリスマ、エバ・ジェルバブエナ。
フラメンコファンからの熱い支持を集め続ける一方で
コンテンポラリー・ダンスのピナ・バウシュやハリウッドのマイケル・フィギス監督ら各界の雄たちを魅了。
来年1月に発表される英国ナショナルアワード(英国舞踊界最高の賞)の最優秀女性舞踊手賞に、フラメンコ界からはおそらく初のノミネートを果たしてもいる。

彼女の作品は、すべて彼女の体験と魂の記憶から産み落とされたもの。
舞台芸術としての高みを実現させながら、
揺らぎや痛みが失われることはない。

完璧な身体性と深い思索とが彼女の踊りや作品の骨格となり
言葉にできないあの感情や忘れられないあの思いを
私たちに思い起こさせる。

彼女のこれまでの作品のエッセンスがつまった世界初演の「泥と涙」
代表作である「雨」(日本初演)の2作を引っ提げて、
来年3月、エバ・ジエルバブエナが来日する。

鐘の音に呼応するパルマ、
鍬の音に呼応するじゃり土の上のサパテアード、
そして、ノーメイクで踊るロシオ・モリーナ......。

プリミティブで新しい。
ロシオ・モリーナならではのセンティードにあふれた映像だ。


フェスティバル・デ・ヘレスの最終公演を飾ったエバ・ジェルバブエナ。
その1週間後には、最新作「Ay!」をロンドンで初演。
昨年第2子を出産したエバだが、
すでに精力的に活動を再開させている。

ロンドン公演のレポートは、坂倉まきこの「フラメンコ・ウォーカー」に掲載中!
この映像は、出産の前年、2011年のエバ。





ヘアンドレス・ペーニャがやってくる。
東京での公演は、なんと10年ぶり。

ヘレスに生まれ、アンヘリータ・ゴメスの元でフラメンコを学んだアンドレス。
ヘレスを代表する踊り手として、とりわけ、ブレリアの名手として名高い。

ヘレスのアイレを感じたい人には、たまらない公演となることだろう。

SOLO=独りの舞台です。カンテもギターもパルマもありません。......

その対話からは、喜怒哀楽、様々な感情が伝わってきました。そして、何の誘導や目安がなくとも、フラメンコのコンパス(リズム)は、たとえ止まっているときでも奥底で息づいているのが感じられます。......

往年のバイラオールから学び、研究し、時間をかけて創られたイスラエル独自のスタイル。......

カフカの「化身」をモチーフにした作品から12年。
イスラエルのスタイルは"驚き"から"共感を呼ぶもの"になりました。

               ~「フラメンコ・ウォーカー」(坂倉まきこ)より~

この気迫はなんだ?!
このギリギリ感は何だ?!

一族の中でもとりわけ祖父ファルーコの面影を色濃く残したこの少年は、
その立ち姿に、振りあげた腕に、ギラリと見据えた視線の奥に、
フラメンコを宿している。

伝統の中から生まれた天才カルペータ。
彼は既に、身体を張った一人前の男の人生を生きている。
宿命を上回るカルペータのマグマが、
見る者をつかんで離さない。