感じる!フラメンコ動画

読者から投稿されたフラメンコ動画を中心にアップします。
あなたが感動した動画を送ってください!→動画推薦フォーム

記事一覧


2013年初の「今週のコンパス」は、
タンゴで盛り上がりましょう。

バイレは、イスラエルとパストーラ兄妹、
ギターは、自身のCDプロダクションで精力意的な録音を続けているペドロ・シエラ、
カンテは、ペドロの妻ラ・トバラと
昨年のビエナル ヒラルディージョ賞受賞で今注目!のホセ・アンヘル"カルモナ"。
そしてフェステーロのエル・ボボーテらが
一堂に会して炸裂。

国宝級のカンタオール、フラメンコ最後の怪物、マヌエル・アグヘータ。
カンテ・ヒターノの極みそのものの歌。
土の匂いと腸をかきむしる絶叫が、聴く者の魂を鷲掴みする。
黒い大地を揺るがすしわがれ声は、なぜか艶やかだ。

想像を絶する逸話の数々に彩られた彼の生き様。
並外れた野性が、彼の中に棲みついている。
その強烈なキャラクターが、産み落とす奇跡のカンテ。

この映像は、ドミニク・アベル監督のDVD「アグヘータス。カンタオール」。
アグヘータの歌と語りを軸に(伴奏はモライート)、ドキュメント映像で紡がれている。

無音の導入部を、じっと待っていれば、
たとえスペイン語がわからなくても、
アグヘータの世界へ導いてくれる。

スペインには、凄い子どもたちがいる。
ここまで歌っちゃうんですね。
隣ににいるのは、アルヘンティ―ナ。

ヘアンドレス・ペーニャがやってくる。
東京での公演は、なんと10年ぶり。

ヘレスに生まれ、アンヘリータ・ゴメスの元でフラメンコを学んだアンドレス。
ヘレスを代表する踊り手として、とりわけ、ブレリアの名手として名高い。

ヘレスのアイレを感じたい人には、たまらない公演となることだろう。

SOLO=独りの舞台です。カンテもギターもパルマもありません。......

その対話からは、喜怒哀楽、様々な感情が伝わってきました。そして、何の誘導や目安がなくとも、フラメンコのコンパス(リズム)は、たとえ止まっているときでも奥底で息づいているのが感じられます。......

往年のバイラオールから学び、研究し、時間をかけて創られたイスラエル独自のスタイル。......

カフカの「化身」をモチーフにした作品から12年。
イスラエルのスタイルは"驚き"から"共感を呼ぶもの"になりました。

               ~「フラメンコ・ウォーカー」(坂倉まきこ)より~

「ボボテは、僕たちが出会えなかった故人の素晴らしいアーティスト達が活躍していた時代も知っている。そして僕たちが憧れた現代の巨匠達と共に育ち、今、こうして僕たちの見本となってくれている。フラメンコの歴史を生き続け、時代が変わっても、ボボテはボボテ。変わることなく、純粋なフラメンコのリズムを刻み続けている。」 by トロンボ 
~「フラメンコ・ウォーカー」(坂倉まきこ)より~

 
山羊と共に荒野をさすらうカンタオール、それがエル・カブレーロ(山羊飼い)だ。黒いソンブレロに赤いスカーフで悄然とたたずむ姿は、まさに「夕陽のガンマン」そのもの。時代と共に消えゆくフラメンコの美学を、21世紀の今も身体を張って伝える、頑固一徹なアーティストの一人だ。  ――「プーロ・ドランカー」(中谷伸一)――

 
この映像は、アンダルシアのテレビ局カナルスールで制作・放映されたもの。
文字通り山羊飼いとしての生活を続けながら、時代の流れとは一線を画したカンテを歌い続けるエル・カブレーロ。
アンダルシアでは絶大な人気を誇る彼の生い立ちから現在の生活ぶりが描かれている。

フラメンコ史上最高のバイラオーラと誰もが認めるカルメン・アマジャ。

圧倒的な激しさ、スピード、切れ味と
端正なフォルムを共存させる空前の身体能力。
全身がコンパスの炎と化す至高のバイレ。

比類の迫力と美しさで
観る者を弾きつけてやまない
ジプシーフラメンコの女王、永遠の舞姫。

この映像はカルメン一座によるブレリア。
映画のワンシーンとして撮影されたもののようだ。

表情豊かに歌い踊るカルメン。
気風のいい、鉄火肌なブレリアに
女座長の素顔がのぞく。

超絶テクとヘレスのアイレが一つになったホアキン・グリロのバイレ。
自在なコンパス。
少し崩れた脱力のフォルム。
制御とアナーキーが混在するグリロの身体。

ホセ・バレンシアの歌は熱い。
その身体からコンパスが溢れ、
彼の心は既に踊っている。

歌とサパテアードといういわば禁じ手に
挑んだ二人の至極のセッション。

すさまじい爆発力
圧倒的な存在感
孤高のオリジナリティー
カナーレスの中で狂気と生命讃歌が交錯する。

やがてそのバイレは、
フラメンコの魂そのもの
コンパスそのもの
音楽そのものとなって
巨大なうねりを創出する。