シティオの眼

2016年6月

【リード】
フラメンコロコにしてカンテ唄いのアフィシオナード。我らが大画伯堀越千秋氏より、特別なメッセージがシティオ編集部に届けられました。
内容はフラメンコではありません。「戦争は嫌だ! 7月10日の選挙に行こう!」です。
でもこれは、本当にフラメンコと関係ないことがらなのでしょうか? 
フラメンコが単なる音曲舞踊ではなく生き方だというのなら、
私たちは日々生き方を問われています、フラメンコに。
そう、来たる7月10日の生き方も例外ではないでしょう。

政治的思想やスタンスというものには、様々なものがあります。たとえ個々の考え方は違っても、異なる意見があるのは当然のことで、それらをむやみに否定する立場にはありません。
芸術文化が安易に政治と結びつくことの愚かさ、恐ろしさは、戦前の日本がすでに実証しています。
この原稿を書かれた堀越氏も、また掲載を決めた編集部も特定の思想や政党に組みするものではありませんので、ご承知おきください。

そうした意味において、プロパガンダを超えた堀越氏の切なる憂いに、フラメンコたちはどう耳を傾けるのでしょう? 

ここに全文を掲載します。

下の写真は、堀越氏より提供された「「飛行機画報」(1938年刊・講談社)からの一ぺージです。

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「フラメンコたちよ、目を覚ませ!」    堀越千秋

日本のフラメンコの皆さん!
いま日本及び日本のフラメンコは前代未聞の憂うべき時にあります。戦争法が制定され、選挙により、さらに安部による憲法蹂躙がすすめられようとしています。

フラメンコは平和のアートです。スペインはすでに徴兵制をやめています。マドリード・アトーチャ駅でのアルカイダによる爆弾テロ以来、百万人デモにより政権はひっくり返り、中東イラクからも兵を引き揚げました。
そして、ヒターノたちはもとより平和的、絶対的非暴力の人々です。
フラメンコは、その上に成立しています。