9月にセビージャで開催されるフェスティバル、ビエナルのオープニングで企画されているフラッシュモブ。(前回のフラメンコ・ウォーカーで既にお知らせしました。)当日、セビージャの会場だけでなく、世界各地で同じ振り付け、同じ音楽で同時に踊ることで、言語や文化を超えてフラメンコの輪を広げていこうというものです。

しかし、当日の同じ時間はと言うと日本は夜。その時間に生中継となると日本から気軽に参加するのは難しいですね。そこで、事前に踊った映像で遠隔参加という方法があります。

フラッシュモブ、ということなので、屋外で路上や公共の場など踊りとは関係のない場所で、どこからともなく音楽が流れてきて、そこにいる人たちが踊り出す、というちょっとドッキリカメラ的な展開が理想です。しかし、公共となると周囲への影響、音の問題、道路占有の規制などがある場所もあります。物騒な昨今、問題のない範囲で良いロケーションを選んでください。日本らしい背景の場所なども面白いかもしれませんね。無理なら屋内でも構いません。またグループの人数は、特に何人以上何人以下という指定はありません。

このフラッシュモブは今年で3回目の試み。初回2012年はラファエラ・カラスコの振り付けで、セビージャの鉄道駅サンタ・フスタで行われました。まさに公共の場所。ラファエラ本人が先頭に立って、この日のこの時間を目指して準備してきたらしき若い女性が目立ちました。(下記 写真参照。中央がラファエラ・カラスコ)
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前回の2014年は、パストーラ・ガルバンの振り付けでヌエバ広場にて。地元の人がたくさん集まり、老若男女入り混じった多くの人で広場が埋め尽くされました。歌はホセ・バレンシアによる"ブレリア"。パストーラが公演の中で使っている曲の録音です。(下記動画参照。中央がパストーラ)

そして今年の振り付けはこちら。ファルキートのレッスンが受けられる贅沢な映像です。

課題曲は、ファルキート自らが作ったオリジナル曲で、自身の公演"Pinacenda"の中で使ったもの。歌っているのはエンカルナ・アニージョでピアノ演奏はゴンサロ・グラウ。下記で公開されているので練習にお使いください。フラメンコってこんな曲もあるという意味で、踊らない人も是非聴いてみてください。曲種はこれも"ブレリア"です。

ご興味のある方、チャレンジしてみませんか? 参加方法は簡単。YouTubeにログインし、「アップロード」から録画したファイルをアップロードすると保管場所のURLが表示されます。そのURL、撮影場所(都道府県、市町村など)、踊っているメンバーの簡単な紹介を添えてメールでinfoflabo@gmail.com(日本語で可)に送っていただければ、まとめてビエナル事務局にお届けします。当日、もしかしたら会場で流されるかもしれませんし、ビエナルのネット上でフラッシュモブ・ライブラリー的な場所を作り、閲覧できるようになる予定です。締め切りは9月5日です。練習する時間はたっぷりありますので、奮ってご応募ください!

そして、もう一つのお知らせは、2010年に番組コーディネーターをしました番組「黒木メイサ スペイン フラメンコ・魂の踊りと出会う旅(初回放送 2010年)」が、8月16日(火) NHKBSプレミアム 午前9時00分~ 午前10時40分、8月17日(水)NHKBSプレミアム 午前0時45分~ 午前2時25分の2回再放送されます。今は亡き、ギタリスト、モライートのサプライズゲスト出演もある貴重な映像です。是非、ご覧ください。

3つの壁の乗り越え方

【フラメンコに行き詰まりを感じている方へ】

フラメンコ(カンテ/踊り/ギター/他)が難しい...
先行きが見えない...
壁を感じている...