スペイン情報満載!フラメンコ・ウォーカー

ヘレスフェスティバル2017


スペインでは既に真夏の暑さ。各地から猛暑の便りが届いています。日本と比べて湿気が少ないので、過ごしやすいとはいえ、日差しの強さは非常に強く、とにかく"暑い"というより"熱い"夏となります。
連続してレポートしているフラメンコ・フェスティバルが開催されているへレス・デ・ラ・フロンテーラは、おなじみシェリー酒の産地。街の中にはシェリー酒のボデガ(酒蔵)がいくつもあります。日本でドライシェリーとしてよく飲まれているティオ・ペペ(TIO PEPE)も、もちろんここで製造されています。見学ツアーのできるボデガには最後に試飲できるおまけ付きが多いのですが、ティオ・ぺぺの製造元ゴンサレス・ビアス社の試飲する場所に数年ぶりに行ってみて、その変貌ぶりに驚きました。以前はアンダルシアのフェリアのカセタ(テント小屋)に似せた作りだったのが、ここはバルセロナ?と思うほどモダンに変身していました。
今年のフェスティバルは、ビジャマルタ劇場の経済的危機による存続問題の影響か、いろいろなところで経費削減がされています。以前はどこに行っても手に入ったプログラムはなくなり、劇場入館証の写真貼付も割愛。エコ的観点では節約できる部分にメスが入ったことは悪いことではないのですが、一つ残念なのは、ここへレスならではの、シェリー酒の振る舞いがなくなったこと。以前は、開幕初日には、劇場のホワイエでベネンシアドールが観客に一杯ずつ注いでくれていました。また、ゴンザレスビアスのボデガでのコンサートでも、入り口で同じようにシェリー酒の振る舞いがあり、先に席を確保するか、酒を確保するかの選択に迫られたものです。と、書いて劇場に出かけたら、思いが通じたのか、今夜はビジャマルタ劇場でシェリー酒の振る舞いをやっていました。
アンダルシアの青空は、雲が数なくて青々として気持ちの良いもの。しかし残念ながら、ここ数日、へレスの空は「白」。すっかり雲に覆われています。朝の短い時間、その雲のベールが途切れて、いつも青空がちらりと見えました。フェスティバル期間中のアーティストたちによる踊りなどのクラスもスタートし、生徒さんたちにとってはレッスンと公演観賞で忙しい日々が始まりました。
毎年2月に開催される、アンダルシア州カディス県、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラのフラメンコフェスティバル、「フェスティバル・デ・ヘレス」。メイン劇場となるビジャマルタ劇場が運営の危機に陥り、存続が危ぶまれていた影響もあり、プログラムの発表が例年より遅くなりましたが、ようやく本日発表となりました。 オープニングには、新監督ラファエル・エステべを迎えたアンダルシア舞踊団。そして、フィナーレは地元ヘレスのバイラオール、アントニオ・エル・ピパが飾ることになりました。
ちなみに、アントニオ・エル・ピパが出演している2010年11月27日に放送されたハイビジョン特集 「 黒木メイサ スペイン フラメンコ 魂の踊りと出会う旅」。好評につき3度目の再放送が決定しました。
BSプレミアム 『プレミアムカフェ』枠内にて放送され、放送予定日は: 
2017年1月31日(火)午前9:00~11:00
2017年2月1日(水)午前0:45~2:45  (深夜リピート放送)