スペイン情報満載!フラメンコ・ウォーカー

2019年3月


オフィシャルプログラムだけでも、2週間で39公演が上演された2019年のヘレスのフラメンコフェスティバル。その他のコンサートやイベントを入れると合計50ものアクティビティ。そして合計49クラスのレッスンには世界40カ国から述べ1100人の参加があり、ヘレスの街にも様々な経済効果をもたらし、フェスティバルとしては大成功。数年前には存続が危ぶまれたこともありましたが、これからもフラメンコとの出会いの場として、発展していってほしいものです。
2019年のヘレスのフェスティバルも幕を閉じ、各地から集まってきたフラメンコファンやレッスン生で賑わっていたヘレスの街にもまた日常が戻ってきます。以前は「日本人がたくさん来る」と言われていましたが、ようやく東洋人の中での違いが分かるようになってきたスペイン人から「今年は中国人が多いよ」と耳にしました。実際に街の中でも、昨年に比べたくさん見かけました。フラメンコは、アジア全体にも広まっているようです。
日本では、フラメンコと言うと薔薇の花をくわえた女性が踊っているというイメージが定着しているようですが、以前にも書いたことがあるのですが、本場のフラメンコで「薔薇」はほぼ見かけないのです。
8世紀もの間、イスラム支配を受けていたアンダルシア。その後、シェリー酒の交易で栄えたへレスの街には、たくさんの古い建築物が残っています。普段、公演を観に行くために何気なく通り過ぎている道々や会場にも17,18世紀の建物の名残が残っていて、日本との違いは明らか。こういう土地だからこそ、300年近く前に発生したとされるフラメンコが今も息づいているのでしょう。