スペイン-日本を往復しながら、フラメンコの世界を闊歩する坂倉まきこが発信。

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毎年恒例のへレス・デ・ラ・フロンテーラでのフラメンコフェスティバルが始まりました。今年は2月23日から3月10日の開催です。フェスティバル数日前には昼間は20度近くになり、アンダルシアらしい雲ひとつない真っ青な空の下、続々とアーティストや参加者がへレス入りしてきました。

シェリー酒の郷、アンダルシアのヘレス・デ・ラ・フロンテーラで、毎年恒例のフラメンコフェスティバル、フェスティバル・デ・ヘレス。2018年は、2月23日から3月10日の2週間に開催されます。
スペインの北、パンプローナでのフェスティバルについてお伝えしておりますが、今回は今すぐ日本でご覧いただけるお薦めのフラメンコをご紹介します。
スペインでヒターノ(=ジブシー)というと、南部のアンダルシアのイメージが強いのですが、歴史的にヒターノがスペインに入ってきたのは、北からという説もあります。パンプローナで開催されたフラメンコフェスティバル「フラメンコ・オン・ファイヤー(Flamenco On Fire)」の運営メンバーであるリカルド・エルナンデス(Ricardo Hernández :ナバラ州のヒターノ連合のコーディネーター)によると、実際、北のバスク地方にもヒターノは住んでおり、その割合はスペイン全土のヒターノ人口率と同じ。つまり、北にはいないというわけでは無いのです。ただ地域によって、ヒターノと非ヒターノの"距離"はまちまちだそうです。つまり、ヘレスのようにほとんど混ざって暮らしているところもあれば、ヒターノ居住区がはっきり分かれていて、生活上もあまり接点がないなど。ナバラ州にも8,000人ものヒターノが在住しているそうで、今回のフェスティバルにも観客として来場して、特にヒターノのアーティストの公演には多く集まり、独特のハレオ(掛け声)をかけていました。
パンプローナは、フラメンコギタリストのサビーカス(Sabicas)の出身地ということもあり、この地で開催されるフラメンコ・フェスティバル「フラメンコ・オン・ファイヤー」ではギターはとても重要視されています。グラナダのギタリスト、ペペ・アビチュエラ(Pepe Habichuela)は開催以来、ギター大使的な役割で、常にこのフェスティバルの中心にいて、皆を温かく見守ってくれています。大御所なのに気さくで、バルコニーからの演奏にも応じ、地元の人との繋がりも以前にも増して強くなっています。(写真は、バルコニーでの演奏風景。ペペと息子のホセミ・カルモナ)
スペイン北部のバスク地方、ナバラ県パンプローナで6日間にわたって開催されたフラメンコフェスティバル「フラメンコ・オン・ファイヤー」。閉幕と同時に、パンプローナの街は秋の気配となり、炎が静まったかのように涼しい風が吹いています。
今年で4回目を迎える、スペイン北部、ナバラ州パンプローナのフラメンコ・フェスティバル、「フラメンコ・オン・ファイヤー(Flamenco On Fire)」。フラメンコがスタートしました。フェスティバルのディレクター、ミゲル・モラン、そしてナバラ州のヒターノソサエティのリカルド・エルナンデスが中心となって進めてきたこのフェスティバルは、今やサンフェルミンの牛追い祭りに次ぐ、パンプローナの名物行事となりつつあります。(写真:メイン劇場、バルアルテ)
仕事柄、"フラメンコ"という言葉を出すと、「まだフラメンコを観たことない」と言われることが多々あります。手軽にスペインのトップアーティストの映像も観られる時代ですが、フラメンコの魅力を知っていただくには、やはり生で観ていただくのが一番。「じゃあ、スペインに行ってください。」という前に、今、日本で観ることのできる、フラメンコの魅力を伝えてくれるバイラオーラ(女性フラメンコダンサーを意味するスペイン語)、パロマ・ファントーバ(Paloma Fantova)をご紹介します。
スペインでは既に真夏の暑さ。各地から猛暑の便りが届いています。日本と比べて湿気が少ないので、過ごしやすいとはいえ、日差しの強さは非常に強く、とにかく"暑い"というより"熱い"夏となります。
夏のような暑さが続いた5月も終わり、早くも6月。夏のフラメンコシーズンも近づいています。