スペイン-日本を往復しながら、フラメンコの世界を闊歩する坂倉まきこが発信。

最近の記事

連載順で表示

10月11日から3日間、東京新宿文化センターにて「フラメンコフェスティバル」(パルコ主催)が開催されます。日本でよく知られていない芸術分野の来日公演では「本場トップアーティスト」「若手ナンバーワン」などと冠してあっても、実際その世界をよく知っている人にとっては「それ誰?」ということは残念ながら少なくありません。フラメンコに関しては、『フラメンコ』という言葉自体がよく知られているわりには、本場スペインのアーティストの名前は日本では一般的にはあまり知られていない現状です。しかし、今回のフェスティバルに来日するアーティスト達は、正真正銘、フラメンコの本場スペインで高く評価されているメンバーです。
のどかな南仏の小村での一週間のバカンス。フラメンコ鑑賞に観光にとゆったり過ごしますか?それとも観るだけでなく、自らのフラメンコ修行に専念しますか?。その両方が可能なのがモン・デ・マルサン(Mont-de-Marsan)。
スペイン各地のフェスティバルをウォーカーしてきましたが、前から気になっていたフランス、モン・デ・マルサンのフラメンコ・フェスティバル。ようやく今年初参加を果たし、帰国いたしました。既に2日目までは現地からレポートしましたが、その後の公演、行ってみないと知ることができなかった意外な発見やこのフェスティバルならではの魅力などをお伝えいたします。
南フランスのモン・デ・マルサンでのフラメンコ・フェスティバルが始まって3日目。今まで様々なフラメンコフェスティバルに足を運んできましたが、このモン・デ・マルサンは一味違いました。「フラメンコだったらスペインに行くべきでしょう。」思われるのは当然ですが、今やスペインに行っても数日間の滞在では、フラメンコを身近に感じて過ごせる場所はなかなか見つかりません。(写真右下:川辺でのフラメンコ公演に地元に人々が集う。)

早いもので2013年も半分が過ぎました。今年に入ってお気に入りのフラメンコとの出会いはありましたか?これからもフラメンコウォーカーのフラメンコ活が少しでもお役にたてれば幸いです。
音楽の世界に限らず、コラボレーション企画の多い現代。他ジャンルのアーティスト同士の交流は新たな世界を広げますが、そのためには各界で本当に実力のあるアーティスト同士であることが望ましいと思います。「〜風」に表面的にアレンジするのではなく、必然性、目的を見据え、互いに通じる何かを探究する時、本物と本物の対峙。そこから生まれるパワーは、観る者、聴く者に新たな興味やさらなるアフィシオン(愛好心)を湧かせてくれるでしょう。
スペイン、アンダルシア地方で観光客が多い都市と言えば、まずセビージャ。古くから政治、経済、文化の中心として発展してきたこの街は。スペイン観光の代名詞のような闘牛、そしてフラメンコのメッカのひとつとしてもおなじみですね。
前回のフラメンコ・ウォーカーでお伝えしたように、ヘレス・フェスティバルの最終日に「ガルシア・セグン・ロルカ (Garcia Según Lorca)」をビジャマルタ劇場で公演したバイラオーラ、エバ・ジェルバブエナ(Eva Yerbabuena)。その一週間後には、ロンドンのフラメンコフェスティバルで、最新作の初演が控えていました。(写真左:ロンドンのサドラー・ウェルズ( Sadler's Wells)劇場での公開リハーサルの様子)(写真下:サドラー・ウェルズ劇場エントランス)
毎日、雨、雨、雨...。初めてヘレスフェスティバルに参加された方にとってはハードな洗礼となりましたが、この時期の天候は毎年様々。この13年の間でも、暑くてノースリーブで過ごした年もあれば、激寒でウールのセーターを買いに走ったことも。もちろん、今回のように付近の村で浸水被害が出るような大雨の年もありました。しかしそんな中でも、フラメンコの神様は地元ヘレスのアーティストの為にちゃんと青空を用意してくれました。
へレス・デ・ラ・フロンテーラのフラメンコフェスティバルの良いところは、公演会場がほぼ全部徒歩圏内にあること。19時、21時、24時、1時と劇場やペーニャでの公演が連日行われているが、それに加えてフラメンコの各種レッスン(踊り、ギター、パルマ、歌)にも参加していると、一日があっという間に過ぎていきます。(左写真:ロサリオ・トレド)