スペイン-日本を往復しながら、フラメンコの世界を闊歩する坂倉まきこが発信。

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フラッシュモブ(Flashmob)という言葉を聞いたことがありますか?インターネットを介して繋がった不特定多数の人が公共の場に集結し、共通の目的を達成。そして、さくっと解散するという動きのことですが、これからご紹介するのはダンスフラッシュモブ。ダンスはもちろんフラメンコ。
2013年がスタートしました。今年もスペインのフラメンコを身近に感じていただけるよう、フラメンコ・ウォーカーがレポートしてまいりますので、どうぞよろしくお願いします!
私がフラメンコを始めた頃、若手と言われていたアーティストは、今や中堅〜それ以上のステータスとなっています。フラメンコは時間と共に熟すもの。経験や年齢を重ねることで若い頃には出せなかった味が出せるようになるのですが、その為には確固たるフラメンコとしてのベースが必要。歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんが師匠の守田勘弥さんに言われた言葉「型破りな演技は、型を知らずにはできない
型を知らずにやるのは、型なしというのだ」。
今回はカンタオールをご紹介します。プロとしての初舞台はたったの6年前。しかし今年のビエナルでは4公演に登場。今や、ファミリア・ファルーコのカンテにはなくてはならない存在、ペドロ・エル・グラナイーノ(Pedro El Granaíno)です。
2年毎に行なわれるフラメンコ界最大のフラメンコフェスティバル、ビエナル・デ・フラメンコ。前回までこのフラメンコ・ウォーカーでもレポートをお送りしてきました。フェスティバルはコンクールではありませんが、毎回ヒラルディージョという名前の賞が出演したアーティストや作品に対して贈られます。ヒラルディージョはヒラルダの縮小辞。セビージャを訪れたことのある方は、大聖堂(カテドラル)にある「ヒラルダの塔」を覚えていますか?あの塔のてっぺんには風向計を持った勝利の女神の像があります。その愛称が「ヒラルディージョ」。セビージャのフェスティバルらしくそれに因んだ賞の名前で、トロフィーもご覧の通り「ヒラルディージョ」です。
 1ヶ月で71公演行われたビエナル・デ・フラメンコ。2年に1度セビージャで開催されるこのフェスティバル、第17回の今年は9月30日に閉幕しました。プログラムが発表されてから実際の公演まで2,3ヶ月あるため、幾つかの公演で出演者の変更や豪華ゲスト登場などのサプライズがありました。
昨夜は小島章司舞踊団の「セレスティーナ」がここセビージャのマエストランサ劇場で公演されました。その様子は各メディアの報道をご覧いただくとして...それに先立って行われた記者会見。あいにくの大雨ながら、穏やかな表情の小島先生がこの作品を共に作ったハビエル・ラトーレ(Javier Latorre)氏と来場されました。(右写真:チクエロ、ハビエル・ラトーレ、小島章司)
セビージャのバイラオーラ、アンへリータ・バルガス(Angelita Vargas)。日本でも多くのファン、生徒をもつ素晴らし踊り手です。その彼女が脳梗塞で倒れたというニュースが届いたのが昨年6月。タブラオ「EL ARENAL」の創設者クーロ・べレス(Curro Velèz)賞の受賞式で、回復されたお姿を見ることができました。
ビエナルフェスティバルの公演が行われる会場の一つにホテル・トリアナがあります。ホテルという名称は、ここがかつてホテルとして機能していた頃の名残で、今では、日本でいう長屋、スペインの場合はパティオを囲んだコの字型の集合住宅で、普通に人が住んでいます。

[第13回]ビエナル公演のサプライズ

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ビエナルの公演では、2年に1度ということもあって普段の演出にプラスアルファしたものや、初上演のもの、通常では実現しないアーティストの組み合わせなど、時々サプライズな場面に出くわすことがあります。