スペイン-日本を往復しながら、フラメンコの世界を闊歩する坂倉まきこが発信。

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ようやくアンダルシアらしい青空の見えるようになったへレス・デ・ラ・フロンテーラ。広場ではゆっくりとランチを楽しむ人々。その周りでは、いきなりフラメンコぽい歌を歌い出したり、ギターを弾いて、チップを乞う人もよく見かけます。外国人が多く来る時期は稼ぎ時なのでしょう。かと思えば、突然の暴風雨。今年のへレスフェスティバル前半は、いまひとつお天気に恵まれませんでした。
今年のフェスティバルは、ビジャマルタ劇場の経済的危機による存続問題の影響か、いろいろなところで経費削減がされています。以前はどこに行っても手に入ったプログラムはなくなり、劇場入館証の写真貼付も割愛。エコ的観点では節約できる部分にメスが入ったことは悪いことではないのですが、一つ残念なのは、ここへレスならではの、シェリー酒の振る舞いがなくなったこと。以前は、開幕初日には、劇場のホワイエでベネンシアドールが観客に一杯ずつ注いでくれていました。また、ゴンザレスビアスのボデガでのコンサートでも、入り口で同じようにシェリー酒の振る舞いがあり、先に席を確保するか、酒を確保するかの選択に迫られたものです。と、書いて劇場に出かけたら、思いが通じたのか、今夜はビジャマルタ劇場でシェリー酒の振る舞いをやっていました。
アンダルシアの青空は、雲が数なくて青々として気持ちの良いもの。しかし残念ながら、ここ数日、へレスの空は「白」。すっかり雲に覆われています。朝の短い時間、その雲のベールが途切れて、いつも青空がちらりと見えました。フェスティバル期間中のアーティストたちによる踊りなどのクラスもスタートし、生徒さんたちにとってはレッスンと公演観賞で忙しい日々が始まりました。
海外への渡航となると、現地の気候が気になるもの。スペインと日本は緯度がほぼ同じだからか、気候はわりと連動しています。日本が暖冬だとスペインも暖かかったり、逆もあったり。しかし、朝晩の気温差が日本より大きいことと、湿度による体感温度には違いがあるので、その点は気をつけたいところです。携帯アプリの天気予報に表示される気温も、ここ数日実際の体感温度とはかなり違っていました。
バレンタインデーは、スペイン語では「ディア・デ・サン・バレンティン(Día de San Valentín)」。聖バレンティンの日という意味で、別名「恋人たちの日(Día de los enamorados)」とも言われています。
普段はスペインや海外でのフェスティバルを取材して、スペイン人アーティストのご紹介をしていますが、たまには日本もウォーカー!ということで、昨年オープンした東京・新宿のタブラオ(フラメンコのショーを観られる飲食店)「ガルロチ」に行ってきました。
毎年2月に開催される、アンダルシア州カディス県、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラのフラメンコフェスティバル、「フェスティバル・デ・ヘレス」。メイン劇場となるビジャマルタ劇場が運営の危機に陥り、存続が危ぶまれていた影響もあり、プログラムの発表が例年より遅くなりましたが、ようやく本日発表となりました。 オープニングには、新監督ラファエル・エステべを迎えたアンダルシア舞踊団。そして、フィナーレは地元ヘレスのバイラオール、アントニオ・エル・ピパが飾ることになりました。
ちなみに、アントニオ・エル・ピパが出演している2010年11月27日に放送されたハイビジョン特集 「 黒木メイサ スペイン フラメンコ 魂の踊りと出会う旅」。好評につき3度目の再放送が決定しました。
BSプレミアム 『プレミアムカフェ』枠内にて放送され、放送予定日は: 
2017年1月31日(火)午前9:00~11:00
2017年2月1日(水)午前0:45~2:45  (深夜リピート放送)
2016年のセビージャのビエナルでのヒラルディージョ賞受賞アーティストの中から、イノベーション賞 の ファミ・アルカイ&ロシオ・マルケス(Fahmi Alqhai y Rocío Márquez。コンサート名は、"Diálogos de viejos y nuevos sones")、新人賞のカンタオーラ(歌手)マリア・テレモト( MARÍA TERREMOTO)、そして「カテドラル("Catedral")」で最優秀作品賞のパトリシア・ゲレーロ (Patricia Guerrero)の公演などをご紹介します。
セビージャのフェスティバル、ビエナルの公演紹介記事はまだ続きますが、その前に、2016年度のヒラルディージョ賞の受賞者をご紹介します。審査員は15名。政府機関、批評家、新聞記者、フラメンコ有識者の方々によって構成された15名の審査員によって、下記の各賞の受賞者が10月中旬に選定されました。
2016年9月8日から10月2日まで25日間にわたって開催されたスペイン最大のフラメンコ・フェスティバル、第19回ラ・ビエナル・フラメンコが閉幕しました。プログラム発表後、オープニングを飾るはずの公演の中止、スペイン国立バレエ団の公演キャンセルによるプログラム変更。さらには、マラガのオーケストラを率いて大作を奏でる予定だったギタリスト、マノロ・サンルーカルの体調不良によるフェスティバル開幕後の公演キャンセルにより、大劇場マエストランサが一晩空くという異例の事態もありました。