スペイン-日本を往復しながら、フラメンコの世界を闊歩する坂倉まきこが発信。

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今年のフェスティバル期間は、特に風邪が大流行。日本でも同じ時期、インフルエンザが猛威を振るっていたようですね。マスクをするとか、咳やくしゃみの時にハンカチで口元を押さえるというのが励行されているのは日本だけ。劇場内でも容赦なく大きな音で咳が飛び交っていました。気温の急に下がった夜もあり、免疫力の低下の隙をつかれたか、私も不覚にも大風邪。夜になると高熱が出るし、喉もやられて声も出なくなり、残念ながらフェスティバル後半は厳しいものとなりました。公演記事にも着手できなかったので、これから徐々に振り返りながらピックアップして掲載していきたいと思っています。
数日、雨や強風で寒い日が続いていましたが、ようやくアンダルシア特有の雲ひとつない鮮やかなブルーの空が戻ってきました。
ここヘレス・デ・ラ・フロンテーラの街の歴史は古く、紀元前三千年紀頃から人が住んでいたと言われています。日本の歴史で言うと縄文時代にあたります。多くの歴史的建造物が残っている中でも最古の建造物と言われているのがアルカサルです。その入り口にある17世紀に建てられたバロック建築の元お屋敷がパラシオ・ビジャビセンシオ(Palacio Villavicencio)。ここでは「パラシオでのコンサート(Los Conciertos de Palacio)」というシリーズで今年は3つのカンテコンサートが企画されました。

[第79回]ヘレス・フェスティバル Vol.4 /Festival de Jerez Vol.4

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「今年のフェスティバルはイベントが多いな」というのは、もう合い言葉と言っていいほど。フェスティバル公式プログラムと同じ時間に複数の場所でコンサートや公演がありますし、夜中0時以降のコンサートは、翌日クラスのある生徒さんにとっては、行きたくてもいけないという方も多いことでしょう。一方で、観光を兼ねて本場のフラメンコを楽しみたいという人には、この時期のヘレスは特にオススメです。アンダルシアの楽しさが、ギュッと凝縮されている感じです。
さて、これからしばらくは、毎年恒例のヘレス・デ・ラ・フロンテーラからのフェスティバル情報が中心となります。出演者名など聞きなれない言葉もたくさん出てくるかもしれませんが、今、首都マドリードから飛行機で一時間ちょっとのアンダルシアの村で、こんなフラメンコの祭典が開催されているんだな、と眺めていただければ幸いです。まずはフェスティバル初日。メイン会場のビジャマルタ劇場では、エバ・ジェルバブエナの新作「アパリエンシアス(Apariencias)」が公演されました。
20年目を迎える、フラメンコの本場スペイン、アンダルシアのヘレス・デ・ラ・フロンテーラの「フェスティバル・デ・ヘレス」。市の経済的な問題から、フェスティバルのメイン会場であり、町の文化の中心的存在でもあるビジャマルタ劇場の閉鎖が検討されて以来、地元だけでなくアーティストや毎年このフェスティバルを楽しみに集まる世界中のフラメンコファンから存続を求める声が集まっていました。
今週末よりアンダルシア州のヘレス・デ・ラ・フロンテーラで2週間にわたり毎年恒例のフラメンコ・フェスティバルが開催されます。(写真右:ヘレスの街中)
今年9月8日から10月2日まで、アンダルシアのセビージャで開催されるフラメンコ・フェスティバル、ラ・ビエナル・デ・フラメンコ・デ・セビージャ、通称:ビエナルのプログラムが発表されました。二年に一度開催されるこのフェスティバル。今年は66作品(公演数は70)が公演されます。
取材/文 坂倉まきこ スペインでは、親が小学校の送り迎えをするのが普通です。そして、学校が終わると、次は習い事へと連れて行きます。学校の成績が悪く、終業後に補習が入ってしまうと習い事には通えなくなってしまうのですが、大抵の子供は芸術、音楽、スポーツなどを課外授業的に受けています。セビージャ滞在中によく通る場所には音楽学校があり、夕方になると子供を迎えに来た親たちで道が占拠されている状況をよく目にします。多くの子供が通うだけに、特に才能のある子を見つけやすい環境かもしれません。
2015年の秋は久しぶりにスペイン人アーティストの来日公演ラッシュでした。9月のサラ・バラス(Sara Baras)、アンダルシア・フラメンコ舞踊団(Ballet Flamenco de Andalucía)。10月は、スペイン国立バレエ団(Ballet Nacional de España)。そして11月は、ロシオ・モリーナ & ロサリオ・ラ・トレメンディータ(Rocío Molina & Rosario La Tremendita)、エル・シガーラ(EL Cigala)ら。その他、日本人バイラオーラの方々の公演へのゲストとしても、多くのアーティスト達が日本にやってきました。(写真下左:国際フォーラムでのロシオ・モリーナ公演にて開場前の舞台)
毎年、アンダルシア州カディス県へレス・デ・ラ・フロンテーラで開催される「フェスティバル・デ・へレス」。来年は開催20周年を迎えます。それを記念して、プログラムも特別バージョンのものが組み込まれ、先日その全容が発表されました。このほかにも、フェスティバル事務局が主催するペーニャ(愛好家の集まる場所での公演)や映画の上演、カンファレンス、写真の展示会など多くの企画が予定されています。また、オフ・フェスティバルのクラスやコンサートも例年通り、いや例年以上に開かれることでしょう。
フェスティバルの公演の開催場所は、メインのビジャマルタ劇場、教会を改装したサラ・コンパニア、小規模公演向けのサラ・パウル、遺跡アルカサルの入り口にあるパラシオ・ビジャビセンシオに加え、有名なシェリー酒「ティオ・ペペ」の醸造所であるボデガ・ゴンザレス・ビアスも復活しました。