スペイン-日本を往復しながら、フラメンコの世界を闊歩する坂倉まきこが発信。

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スペインはフラメンコの本場だけあって、1ヶ月のフラメンコフェスティバルで、毎日3〜4公演がプログラムされていても、まだまだ看板アーティストになれる人はたくさんいます。フェスティバル期間中にも同じセビージャでオフフェスティバル的に走っている公演シリーズもありますし、マドリード、バルセロナなどの主要都市での大物公演も重複しまくっていて、体がいくつあっても足りないほどです。
スペインの南、アンダルシア地方にあるセビージャ県のセビージャ市。「セビージャ!マラビージャ!(素晴らしい!)」と言われるほど、イスラム文化と中世バロック文化の名残を残した建造物や町並みが残されています。町の中心部を流れるグアダルキビル川は、よくフラメンコの歌詞でも歌われますが、実はこの川は支流で、本物のグアダルキビル川はそのより少し西よりに走っています。
引き続きお伝えしております、スペインからのレポート。セビージャのフラメンコ・フェスティバル、"ビエナル"。今年の作品ラインナップでは、フェスティバル前半は、再上演のものが多くありました。映画と違って、舞台は生ものです。毎回、全く同じ出来ということはありませんし、その後のアーティスト達によるバージョンアップ具合もうかがえます。またお気に入りのアーティストが出ていたら、何度でも観たいものです。
フラメンコで使う楽器は本来ギター。また、テーブルを指で打ち鳴らしたり(ヌディージョ:Nudillo)、手拍子(パルマ:Palma)を入れていたのが原点。箱状の打楽器のカホン(Cajón)は、今ではフラメンコの定番になっていますが、実はペルーの楽器で、1973年頃にパコ・デ・ルシア(Paco de Lucia)がフラメンコに取り入れました。その後、ベース、フルート、カホン以外のドラムなどのパーカッションと広がりを見せました。ピアノの歴史はもっと古く、アルトゥーロ・パボン(Arturo Pavón)が1949年から弾き始めました。彼はヒターノ。父はカンタオール、母はバイラオーラというフラメンコな環境で生まれ育った、フラメンコが母国語のアーティストです。
日本が豪雨というニュースを聞いた翌日、晴れ続きのセビージャも午前中からお昼にかけてかなりの雨。アンダルシアには、もうかれこれ17年通っていますが、雨が降ると一気に人通りが少なくなるのは変わっていません。基本的にあまり傘をささない風土かな?と思います。そういえば、50度にも達する真夏の昼間に道歩いているのは観光客くらいで、夜涼しくなるとわさわさと地元の人たちが出てくるのが、田舎町だと特に顕著に見られます。
スペインのセビージャで開催中のフラメンコ・フェスティバル、"ビエナル"。二日目以降は毎日、1日に3〜4の公演が毎日開催されています。開演時間は19時、20時半、23時。日によっては12時からの公演もあります。定時に始まればハシゴする人もまずまずの余裕で移動できるのですが、15分押しで始まったり、公演時間が長引いたりして、ややマラソン状態です。幸い(?)、次の公演も定時に始まらないので、なんとかなっていますが、ヒヤヒヤは厳しいですね。
9月に入ったセビージャ。つい三日前までは、まさに「灼熱」の暑さでしたが、今日あたりから吹く風がほんのり秋めいてきました。
フラメンコ・オン・ファイヤー特集、第4回です。いつになく更新が早いなと思われるかもしれませんが、このフェスティバルは1週間前後という短い期間ながらプログラムの内容も濃く、時間にゆとりがあるのでバスクのグルメも楽しめるという美味しいフェスティバル。そこで、グルメな日本の皆さんにこのフェスティバルを知ってもらい、いつか足を運んで最高のフラメンコとの出会いの場にしてほしいと思います。また、この後、セビージャのビエナルも控えています。現状ではレポートできるかどうかは確定ではないのですが、いくつかの公演のご紹介はできると思います。(写真はフェスティバルオープニングカクテル)
前回に引き続き、フラメンコ・オン・ファイヤーの特集。今回は、毎夜23時半からホテル内に作られた特設ステージでのコンサート「シクロ・ノクトゥルノ(Ciclo Nocturno:夜のコンサートシリーズ)」についてお伝えします。フェスティバル初日については第1回目で書きましたので、2日目以降からです。(写真は夜のパンプローナ、カスティージョ広場)
前回からお伝えしております、ナバラ州、パンプローナのフラメンコ・フェスティバル「フラメンコ・オン・ファイア(Flamenco On Fire)。ナバラ州?馴染みがないかもしれませんが、スペインの北東にあたり、フランスと国境を接しています。気候は南のアンダルシアに比べると夏も過ごしやすく、気温が37度でも汗もかかずにさらりと過ごせました。(写真はマニュエタ通り)