スペイン情報満載!フラメンコ・ウォーカー

スペイン便り


2019年のヘレスのフェスティバルも幕を閉じ、各地から集まってきたフラメンコファンやレッスン生で賑わっていたヘレスの街にもまた日常が戻ってきます。以前は「日本人がたくさん来る」と言われていましたが、ようやく東洋人の中での違いが分かるようになってきたスペイン人から「今年は中国人が多いよ」と耳にしました。実際に街の中でも、昨年に比べたくさん見かけました。フラメンコは、アジア全体にも広まっているようです。
日本では、フラメンコと言うと薔薇の花をくわえた女性が踊っているというイメージが定着しているようですが、以前にも書いたことがあるのですが、本場のフラメンコで「薔薇」はほぼ見かけないのです。
8世紀もの間、イスラム支配を受けていたアンダルシア。その後、シェリー酒の交易で栄えたへレスの街には、たくさんの古い建築物が残っています。普段、公演を観に行くために何気なく通り過ぎている道々や会場にも17,18世紀の建物の名残が残っていて、日本との違いは明らか。こういう土地だからこそ、300年近く前に発生したとされるフラメンコが今も息づいているのでしょう。
毎日、アンダルシアらしい青空が続く中、今年のフェスティバルは順調に進行しています。以前は自由席だった会場でのコンサートも全席指定となったので、長い列を作ることもなくなり、ゆったりとバルでシェリー酒やタパスを楽しみながら開演を待つことができるようになりました。(とは言え、筆者は公演後脱兎のごとく移動しており、そのような優雅な生活はできておりません。)
今年で23回目となるヘレス・デ・ラ・フロンテーラのフラメンコフェスティバルがスタートしました。ヘレスは、シェリー酒の産地で、シェリー酒ウィークなるイベントを展開したり、「ワインの街」(シェリー酒はヘレスのワインとも呼ばれています)としてヨーロッパにアピールしたりと、フラメンコ、馬術と並ぶヘレスの代名詞。
スペインでは、クリスマスプレゼントはサンタクロース(スペイン語ではパパ・ノエル)ではなくて、東方の三博士=レジェス・マゴスが1月5日から6日かけての夜に持ってきてくれます。なので、まだまだクリスマスシーズンは続いていますが、日本では「洋」のクリスマスから「和」の元旦へ向けて、2018年もカウントダウンに入りました。特に今年は「平成最後の」という言葉がついて周り、この1年だけでなく、平成の30年を振り返る年末となっていますね。
 "フラメンコ"というと「踊り」というイメージが強いのですが、この秋、来日していたフラメンコギタリスト、カニサレスのコンサートツアーの様子を何度か観る機会を通じて、フラメンコは音楽としてもっと日本で楽しんでもらえるのではないかと改めて感じました。そもそも、フラメンコに関する仕事を始めたのも「Flamenco es música」(フラメンコは音楽)ということを知っていただきたいと思ったから。
スペインでは年間を通して、各地でフラメンコフェスティバルやコンクールが多数開催されています。コンクールに関して言えば、歴史ある大規模なものから、愛好家たちの作る団体(=ペーニャ)が主催するもの、フェスティバルに付随して開催されるものなど、規模もそれぞれの基準もかなりばらつきがあります。スターへの登竜門的なラ・ウニオンやコルドバのコンクールもあります。注目されるチャンスになるコンクールでの受賞。
この夏、例年になく寒暖差の激しい気象状況は、日本だけではなさそうです。スペインの各地でも「急に涼しくなった」「と思ったら、また暑くなるらしい」という声を聞きます。(左写真:市役所前に集まった、バルコニーからのコンサートの聴衆)
3月8日は何の日かご存知ですか?1975年に国連が定めた「国際女性デー」です。この日は世界的に、あらゆる女性を祝う日らしく、スペインでも「おめでとう!」と声をかけられ、恥ずかしながら、この日のことを知らなかったもので、最初は戸惑いました。20年以上前からこの日に日本にいないので、実際に目にしたことはないのですが、日本各地でも「国際女性デー」にちなんだイベントが行われていたようです。日本にいた女性の皆さん、この日に「おめでとう」と言われましたか?