太田マキの湯の町、ワクワク!旅するギター

つかの間の休日、基地をつくる

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家族の様子をうかがいに、月いちで大分に帰り始めてからほぼ1年。
イベントでバタバタの先月から一転、今月は2日間だけだけど久々に仕事の予定がない帰省。ホっとする。
今回は空港から大分市の実家に直行せず、夏からの新居となる別府へ。


新居には築40年、ここ数年あかずの間になっていた倉庫がある。
初めて来たのは昨年5月だったか。冬に体調を崩し、踊ることに少しお疲れ気味だった私はこの土地の湯煙パワーに魅せられた。
と同時に、このちょっと、というかだいぶ変わった家に出会い何だか「面白そう」と思ったのだった。

この棟は坂の途中にへばりつくように建っている「家」、というより「納屋」の風情。昭和感まる出しの建物は2階建てで1階はお風呂と小さなお部屋、2階は倉庫。
2階建てと言っても坂の勾配があるので中はつながっておらず、2階の倉庫には道路からボロボロの石段(危険)を上ってようやく辿り着く。外から見るとずんぐりの割りに、入ると天井が意外と高くて、あ、ココで何かできそう♪と思った。一緒に見に来た両親は「え~、こんなボロボロどうするの!?」という呆れ顔をしていたけれど。

ここに初めて来た時はまだギタープロジェクトの影も形もなかったので、できそうな「何か」が何なのかよくわからなかったけど、流れに身を任せる中で「うん、ここはギターの間にしてあげたらいいかも」と自然と思えてきたのです。
で、今回は勇気を振り絞りあかずの間を開けて片付け始めてみることに。

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ほぼ2年住んでいた前の住人さんはココには一切手を触れず放置していたと聞いた。その前の住人情報は無し。
なぜか白いサンバイザー、何十本ものワイヤー、黄色と黒の作業紐、タンス用の防虫剤(タンスはない)、ゴザ、そしてこれはかなり普通にしっかりした木製の学習机。無数の金属製の棚板らしきものなどが散乱している。
う~ん、前の前の住人はここを作業場的に使っていたのか?子供部屋の名残り?机はさすがにひとりで動かせないし、とりあえず燃えるゴミに出せそうなゴザなどを片付けてみる。
埃というより砂まみれのモノたち。いつのものだか、誰のものだかわからないと、ついつい余計な想像力が働いてくる。と、天井の梁の上にも招待不明の緑の袋、棚の上にも怪しい箱、そして梁からはロープが下がってる!え、なんでなんで。まじか。コ、コ、コワイ!ので、シャッターを開け放し、道路からご近所さんから倉庫内が見える&いつでも逃げだせる(何から?)ようにして作業。とりあえず、燃えるゴミに出せるものだけ外に出した所でギブアップ。

次回は友達に手伝ってもらう事にしよう。砂まみれの床にはまだまだモノが散乱しているし、最初の一歩としては恐怖のあまりほとんど進展がなかったけれどとりあえずギター基地作りはスタートいたしました。
と、ココまで読むととてもおどろおどろしい場所に思われるでしょうが(笑)、アメ色になった木の梁がむき出しの天井はいい味出しているし、窓からは遠く海も見える。
ギターやパルマのお稽古してから温泉であったまる、なんていうのもなかなか楽しい気がする。

さて、ここからどんなギターの間が出来ていくのか、改装費なるものも見当たらないし、少しずつ手作りで挑戦してみようと思います。さて、果たして完成するのか!?乞うご期待☆

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太田マキ プロフィール

バイラオーラ。大分県出身。20歳でフラメンコに出会い、岡本倫子スペイン舞踊団で活動後退団。関東を中心に教授・公演活動を行う。2012年日本フラメンコ協会第21回新人公演奨励賞及びエル・スール財団新人賞を受賞。 日本全国にて公演を重ねる中で、カンテ・ギターを学ぶ場が極端に少ない地方フラメンコの現状に触れ、音楽としてのフラメンコの普及活動の必要性を感じる。2016年11月「おおいたとスペインをつなぐ会」を発足。無料貸出しギターを全国に届けるため動き始める。カンテ・ギター・バイレが老若男女ともに楽しむ土地に根付いたフラメンコを求め、東京・大分・スペインを奔走中。
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