太田マキの湯の町、ワクワク!旅するギター

6/21 土々呂小学校ワークショップ

6/21の宮崎県土々呂小学校でのフラメンコワークショップ、そして延岡市カフェラベルファムさんでのライブ、ともに無事に終わりました。

疲れと思いがいっぱいいっぱいになり過ぎて、こうやって振り返るのに1週間も経過してしまいました。備忘録にて長文お許しください。

土々呂小学校では308名の児童の皆さん、先生方に加え、ご父兄の皆さん、近隣の住民の皆さんにもご参加頂きました。

前日、6/20 13時。フラメンコギター19本、こどもエプロン236枚、カスタネット15組、フラメンコシューズを10足にコンパネ半畳12枚、音響機材と6人分の荷物を加え、大きなワゴン車2台がギューギュー詰めにて別府を出発。前夜からの雨は降り止まず、延岡道路では滝のような雨の中をジャブジャブと。16時頃小学校到着。展示とステージの位置を決めてからリハ。終了後、撤収。神田川にてボリューム満点の夕飯いただく。荷積み作業の時だけ雨が緩む奇跡。

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6/21木、朝8時よりセッティング。デモンストレーションの流れを再びリハ。延岡より田村さん、愛甲さん合流いただく。

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9:40〜10:30 デモンストレーション
10:30〜10:50 休憩 および 展示体験
10:50〜11:15 ワークショップ と 実演

G 野崎智文 C 山崎美佳
B 川上摩紀 下郡紀子 太田マキ
音響 山崎コーゾー
サポート 田村真由美 愛甲容子

昨年の高千穂小、つい先々週の川南小でのワークショップで見えた課題を解決するべく、ほぼ全て一新、初心に返ってのワークショップ。

オープニングは勢いよくセビジャーナス。出て行くまでは手が震えるような緊張。子供達の可愛い顔が見える。目を合わせる。大丈夫。

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デモンストレーションを50分に戻し、少しストーリー仕立てでフラメンコについて話をしていく。まずは歌が始まる。みかさんの声に子供たちが惹きつけられ、ギターが始まる。野崎さんにギターの説明をしてもらい、後で触れるよ、とつけ加えると子供達から歓声が。パルマも加わりテンションが上がる。

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踊りはパリージョ(カスタネット)とサポテアードの実演。シューズの裏までしっかり見てもらう。子供たちは興味津々で後ろの子は立ち上がって見てる。まきちゃんのサパテアードに子供達の目はまんまる笑。かわいい。
そしてハレオの練習。オレー、ビエーン!元気いっぱいの声が気持ちいい。

バイレソロ3曲はそれぞれ踊る人が曲について話してから踊りました。きこさんのティエントから子供達のオレーの波がすごい。タンゴになると手拍子とオレーの大きなうねりが起こった。思わず隣の川まきちゃんと目を合わせる。まきちゃんもう泣いてる!まだまだ踊る前ですから笑。でもわかるー。私もグッと来そうなところをこらえて、この最高に美しい時間をしっかり心に焼き付けました。

まきちゃんのソレア、私のバタのアレグリアスを終えて最後は歌のコーナー。ベルデの歌詞を日本語訳もまじえたものをギターの野崎くんにアレンジしてもらい、ポジョメンバーで録音したのを1週間給食の時間にかけて頂いたので、練習する前からみんな歌えてる!すごい!子供達の歌で私達が踊りデモは終了。

休憩時間は低・中・高学年が交代で
パリージョ、フラメンコシューズ、フラメンコギターを見て触れて体験する。前回の川南小から始めた展示体験。川南小学校では児童数が多い為、一部の児童にしか体験がままならなかったが、今回、休憩時間を長く取り、先生方に誘導して頂く事で、今までで一番沢山の子供たちにギターやシューズ、パリージョを体験してもらう事ができた。

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子供たちからも沢山話しかけてくれて色んな声を聞かせてくれた。この展示体験タイムは今回の大きな収穫。実りある時間でした。

そしてワークショップ。ギターはステージ上で。
下で踊りのワーク。メンバーみんなで試行錯誤してきたワーク。私達の声がきちんと子供たちに届くように、やっている事が見えるように。音響のコーゾーさんや、かけつけてくれた延岡の皆さんのサポートがありがたい。

最後に全員でベルデを歌い、弾き、踊った。オレー!
感無量の瞬間でした。

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実はギターが1本足りなかったり、靴が入らない子がいたり、今回もエプロンが全員には足りなかったり。少し難しい言葉で話してしまってたり。もっとこういう風にすれば良いのかも、というポイントもまた沢山見えてきました。でも、今月2校にお邪魔させて頂いて、ドタバタ失敗を重ねながら、ひとつ自分達らしい形のようなものも見えてきた気がしています。

一年前にギター7本から始めた私達ポジョ・フリートスの学校ワークショップ。沢山の子供たち、先生方と出会う中でメンバーそれぞれに一年前とは違う自分達を発見し、お互いへの信頼や感謝がとても深くなりました。
私はこの個性豊かなタイプが違うメンバーの優しさの中で、甘える、託す、という事ができるようになりました。1年前は全員ほぼ知らない人だったのが嘘のよう。迷ったら声を聞き助けてもらう。自分とは違う視点にハッと気づかされる事が沢山。そんな仲間に会えて本当にありがたいです。

土々呂小を出る時、ある男の子に声をかけられました。座ってられない子がいるので気にしないでくださいね、と先生方に言われたその子が「楽しかった!またぜったいきてね!」と満面の笑顔で見送ってくれました。

私がマイクで喋っている間、ずっと私のところに小さな葉っぱとか、糸とかを渡しにきてくれた1年生の女の子もいた。話しかけたいけど言葉にならない。私を見つめる澄んだ目が忘れられない。

川南小学校の朝のリハーサルを食い入るように見てくれた支援学級の子供達。延岡ライブの日に川南小の先生が見に来てくださって子供達からのお手紙をいただきました。フラメンコのみんな!楽しかったよ!
なんてステキなコトバを紡いでくれるんだ。元気が出るし涙も出る。

フラメンコには人の心を開いて動かすエネルギーがある。絶対に。しみじみそう感じます。
色んな奇跡が重なって、フラメンコに出会い、こうして踊らせて頂いているのだから、この素晴らしいものを伝える、という事に対して、文字通りの一生懸命でなくては、と思います。

ワークショップ、ライブと終えた延岡での打ち上げで、この学校とのご縁を繋いでくださった田村さんが言いました。「子供達に教えるのって難しいやろ?勉強になるやろ?でもこれが、本当におしえる、って事なんよ。」

本当にかけがえない学びを頂いています。
大切なことを伝えて、人と、ともに感じる為の真剣な努力を惜しまない自分にどうかなれますように。

川南小学校の皆様、土々呂小学校の皆様、サポート頂きました全ての皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました!

土々呂小学校のホームページに鑑賞教室の様子を掲載頂きました。可愛いエプロン姿やギターと格闘する様子、よろしければ、ご覧ください。


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太田マキ プロフィール

バイラオーラ。大分県出身。20歳でフラメンコに出会い、岡本倫子スペイン舞踊団で活動後退団。関東を中心に教授・公演活動を行う。2012年日本フラメンコ協会第21回新人公演奨励賞及びエル・スール財団新人賞を受賞。 日本全国にて公演を重ねる中で、カンテ・ギターを学ぶ場が極端に少ない地方フラメンコの現状に触れ、音楽としてのフラメンコの普及活動の必要性を感じる。2016年11月「おおいたとスペインをつなぐ会」を発足。無料貸出しギターを全国に届けるため動き始める。カンテ・ギター・バイレが老若男女ともに楽しむ土地に根付いたフラメンコを求め、東京・大分・スペインを奔走中。
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