飯塚真紀のスローライフ・フラメンコ

47歳からのフラメンコinヘレス

昔の話を数回にわたって書いてきたけど
今回は今現在のことを書いてみる。

理由は、今日の気分がそうだから。

2016年2月17日、
ずっと意識してきた母の年齢になったよ。
そう、もう決して歳をとらない彼女と同い年になったの。
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これからは、娘としてというよりは
同級生として共に歳を重ねていこうという感覚になってる。
ふたり分なので、より充実させたいな。

この日は、
朝目覚めたとこに感謝した。
私が今ここに生きていることに感謝した。

ああ、なんてとってもシンプルな幸せだろう。

いろいろあるけど
それはとりあえずおいといて
今日は幸せさ。

保存版(笑)『飯塚真紀フラメンコ四半世紀』は、まだ始めたばかりなので
フラメンコにスーパー夢中だった
21、22歳のころしかまだ書いてないよね。

実は、
35歳くらいからごく最近46歳まで
いわゆる『フラメンコの世界、業界』からは離れていたのだよ。

スローライフフラメンコはずっとやってるけど
ほとんど踊ってはいなかったの。

ところがここ、
数か月前からまた関わっていく気分になってきたところで
四日前に15年ぶりに新しい踊りの靴を買ったのよ。へへへ(照れ笑い)。

15年前のガジャルドの靴は
ちょっときつくって(足でかくなったみたいで、笑)
でも4足も持ってるし新しいの買いたくなかった(節約精神、私エコな人なもんで)

クラスでいつも使っていた古い黒い靴、
右の親指の下の部分が上から下までぱっくりと破れていた。
(左も割れてたけどこっちは靴屋で直してもらっていた)

先生には「そんなんじゃ踊れない、早く直しに行け」と言われつつも
破れていたままの方がきつくなので
そのまま2ヶ月くらい使っていた。

破れててもまだきつかったけど。

もっとしっかりゴルベを踏め!
という先生の指示にも従わず
強く踏むと痛いのでなかなかガツンとうゴルペが練習できず。

痛いからやりたくないわけ、汗。

「Makiは強く打つそぶりを見せてから直前で力を抜く」
と言われ続けていた。

この痛いのは私の足幅が広いせいだから
スペイン人仕様の靴なんだし仕方ないと思っていた。

そしてある日、飛んでからゴルペしたら
ものすごく痛かったので
「いってえ!」と口に出した。

すかさず先生が
「痛いだって?」
「今まで痛いのを我慢してたのか?」
(いや、痛いの我慢してたんじゃなくって
痛くないようにゴルペやってたんだよね)

「痛かったらゴルペできんだろが、靴買え靴!」
と叱られた。

「靴で痛い人に、ゴルペしっかりやれ!なんて言えないじゃないか」
「ああ、なんかお前に教える気なくなる」
とまで言われてしまった。

ペーニャを一緒に見に行った日、その朝の4時に帰る時、
「8時半に起きて新しい靴買いに行け!」
と命令(?)されたので行った。

店は10時から14時まで開いていて、
なぜ8時半に起きる必要があるのだろうと思いつつ。

ヘレスにも数年前に靴の『セノビージャ』ができたしね。
(自宅から歩いて7分よ)
(それに徒歩10分圏内にはペーニャが5つもあるって
今更だけど、私ってなんてフラメンコな場所にいるんだろう)

お店に入ってびっくり仰天!
15年前のフラメンンコ靴屋と全然違うぞ〜。
なんだこの、超がつく品揃えぶりは!!

ああ私、完全に浦島太郎子なのね。

ひゃあああああ!
全部素敵!
全部欲しい!

1足選ぶのに20足は履いたな。
普通の靴買うよりも選べる種類が多いってどういうことだ?
恐るべし、現在のフラメンコ業界。

10年から15年前のフラメンコグッズの印象しかない私。
これか、あれかと、いろいろ履いては迷うなんて
お姫様になったような気分。

今のフラメンコはとってもおしゃれだし
なんだかんだいっても
いろいろと衣装も小物も豪華よねえ、
商売的に潤ってるってことか。

結局、オーソドックスな、
でもとっても気に入った1足を購入。
全部欲しかったけど、現実は1足ですわ。

土曜に買って
月曜のクラスでみんなに見せびらかした。
。。。のは私ではなく私の先生、笑。

彼はお金に余裕がないので
自分が欲しい靴が買えないのだ。

「わお!すごくかっこいい。このタコンのパロサント木の色が。
天然だもんだから色が違っているのがおしゃれだね!」
「ほらほら見てみな、Makiの靴」

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他の生徒に見せまくる。
みんな初心者なのでプロ用の靴もっている人はいなくて
「ホ〜」
「いいねえ」
「素敵だわ」とため息。

この反応、
過剰に聞こえるよね?

でも、これがこっちの現実。
1足159ユーロ(2万円)の靴って
ヘレスの人にとっては高嶺の花なのよ。

しかも、ただいま『大』が付く不況中なり。

新シューズの初ゴルペの前に
「ちょっと、いったん靴脱いで」
と言われる。

脱ぐと、
先生はおもむろに私の靴にクリームを塗り始める
しかも肌用のクリームだ、ははは。

左右両方に丁寧にクリーム塗ってくれて
「はい、どうぞ。こうすると長持ちするからね」

先生ったら、
私よりももっと私の靴を大事にしてくれてるだなんて!

ねえねえ、お母さん見た?

心配しないでね。
私、こんなに大事にしてもらってるよ。
(今回は『靴が』だけど。笑)

多恵子さん(母の名)、
リン(先生の名)、
今日も1日ありがとう!

好評だったベジタリアン寿司の前で一振りの巻、一振りの真紀、たくさんの巻き寿司。爆笑。
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飯塚真紀 プロフィール

スペイン在住20年(内へレスに17年)のスローライフ・フラメンカ。スペイン政府給付留学生、文化庁芸術在外研修生としてフラメンコを学びプロの踊り手 として活動を続けていたが、2005年「スローイズビューティフル」という本に出会い、踊り手としてのステージ活動を休止。その後は「スローフラメンコ」 と題してありのままの自己を尊重し受け入れるフラメンコをワークショップを通して紹介している。2007年ヘレスにて地域通貨グループ『Red de moneda local Zoquito』を立ち上げ、運営に携わる。予約制の自宅レストランでは、季節の有機野菜で和洋折衷なヘルシー料理を提供している。
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