川尻敏晴の夜ごと酔いどれタブラオ巡り

2016年2月25日 カサ・デ・エスペランサ

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一昨日のパセオフラメンコソロライヴは凄かった。

【踊り】小林伴子
【歌】遠藤あや子
【ギター】三澤勝弘、山崎まさし

遠藤さんのカンテソロが2曲、三澤さんと山崎さんのギターソロが1曲ずつ、踊りはリビアーナ・イ・セラーナ、タンギージョ、ペテネーラの3曲という贅沢な濃い内容。

タンギージョはコルドベスを被りとても可愛らしく、他の2曲では「あの」カスタネットが生音で聴けた。
深みのあるその音は、今まで聴いたことがないほど感動的だった。

ペテネーラの歌詞を組み合わせて物語にした小島章司さんの作品「カディスの女」を観て舞踊団に入り、その舞踊団員として初めて出演した作品が「カディスの女」だったこともあり、ペテネーラに対する思いは深いようだ。

さらに10年ほど前に遠藤さんと、昨年暮れに急逝したアギラール・デ・ヘレス氏と高評を博したコンサートで共演したこともあり、彼への鎮魂の想いも含まれた、息が詰まるほどの迫真な踊りだった。

フラメンコでのオーラは、酸いも甘いも噛み分け、人生そのものが滲み出ている場合が多いと思うけど、小林伴子さんのそれは、周囲のみんなに支えられているような、お人柄の良さが伝わるものだった。

僕にとってはyoutubeでしか見たことがない、伝説の方だった小林伴子さんが目の前で観れて大興奮なライヴだった。

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川尻敏晴 プロフィール

6歳よりクラシックギターを学ぶが、長く伸びた鼻を中学の時にパコ・デ・ルシア に折られる。以来フラメンコは聴くものだと心に決める。数年前のある日、生の音に触れたい気持ちから一大決心して、独りタブラオの扉を叩く。初めて観た俵英三さんの伴奏による瀧本正信さんのカンテライブにいたく感動し、狂ったようにタブラオ通いが始まる。 アーティストと直に触れることができるタブラオこそ、パーソナリティも重要なフラメンコの真骨頂だと考えている。自身は近所の仲間とオヤジバンドを結成し、精力的にライブ活動を行っている。ベースを担当。本職は某IT企業のサラリーマン。
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