川尻敏晴の夜ごと酔いどれタブラオ巡り

2017年2月19日 永福町 ソノリウム

20170219a.jpg森田志保さんの「GRAVITACIÓN -Live-」(引力) 。
凄い作品だった。

踊ることに駆り立てる引力。
フラメンコとは何かを追及させる引力。
共演者やスタッフを巻き込む引力。。。

いろんなGravitación (引力) によって、未だかつて体験したことない程の素晴らしい公演だった。

森田志保(踊り)
Emilio Maya(ギター)
今枝友加(歌)
齋藤徹/田嶋真佐雄/田辺和弘(コントラバス)
森川拓哉(ピアノ/バイオリン)
高木由利子(映像)
市村隼人(編集)

20170219b.jpg2つある企画のうち、
「-映像と音の引力-」は、森田志保さんと写真家高木由利子さんとの2人の視点から映像化し、2014年2月に発表された「短編映画-GRAVITACIÓN-」として発表されたものを、6分に編集した上で音をを取り除き、その映像に3組のミュージシャンが音をつけていく。
森川さんはピアノ。

「-フラメンコの引力-」は、フラメンコのルーツに焦点を当てる。
セファルディやアルアンダルース、ロマンセなどフラメンコの根っこを取り上げた。
森川さんはバイオリン。

3本のコントラバスを時にはパーカッションにようにして作り出される世界観
悠久に広がる夢限の荒野 をイメージさせるピアノから、ジプシーバイオリンのような音色まで操る森川さん
イベリアで脈々と紡がれた歴史を感じさせる今枝さんの歌
やっぱりグラナダ出身だということを再認識させられたエミリオのアラブ調のギター
どれも素晴らしかった。

20170219c.jpgこの超一流ミュージシャン達の魅力を引き出し、その上で舞う志保さんの圧倒的な存在感に触れ、興奮と感動に身体が打震えた。
なんて偉大なアーティストなんだろう。

芸術作品としての素晴らしさとともに、異国の文化を日本人として昇華した作品として、さまざまジャンルに関わるアーティストにとっても魅力的な作品だと思う。

幸せな時だった。

20170219d.jpg

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川尻敏晴 プロフィール

6歳よりクラシックギターを学ぶが、長く伸びた鼻を中学の時にパコ・デ・ルシア に折られる。以来フラメンコは聴くものだと心に決める。数年前のある日、生の音に触れたい気持ちから一大決心して、独りタブラオの扉を叩く。初めて観た俵英三さんの伴奏による瀧本正信さんのカンテライブにいたく感動し、狂ったようにタブラオ通いが始まる。 アーティストと直に触れることができるタブラオこそ、パーソナリティも重要なフラメンコの真骨頂だと考えている。自身は近所の仲間とオヤジバンドを結成し、精力的にライブ活動を行っている。ベースを担当。本職は某IT企業のサラリーマン。
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