踊りであれ、歌であれ、ギターであれ、
お稽古ごと文化の中で育まれた日本のフラメンコは
ともすると
学んだり、勉強したり、
ストイックに頑張ったりするものというイメージが強いのではないでしょうか?
でも、スペインには日本のようなお稽古ごと文化はありません。


アカデミアはありますが(数的には日本の教室数の方がずっと多いです!)、
フラメンコを習いにアカデミアに熱心に通っているのは
ほとんどがプロを目指しているような人たちです。
では、プロではないけれど
Youtube映像でいっぱい見られるような
絶妙のコンパス感でグラシアたっぷりに
ゆっさゆっさと踊リ、歌うおじさん、おばさん、子どもたちは
いったいどうやってフラメンコを覚えたのでしょう?
アンダルシアの人たち、特にヒターノたちにとって
フラメンコは生活の中にあるもの
ファミリアの中で受け継がれてきたもの
時代の変化の中で
ヒターノの生活の仕方も
フラメンコの有り様も変わってきてはいますが
彼らは生まれたときから、
いや、お母さんのお腹の中にいるときから
フラメンコを聞き
家族や親戚や近所のおじさんや友達と
楽しく遊んで
フラメンコを身に付けていったのです。
今第一線で活躍している
アルティスタたちの多くも
子供の時からの遊びの中で
フラメンコを、
コンパスを
身につけていったのです。
そう、フラメンコで遊ぶ!は、
フラメンコを身につける際のいわば王道。
遊んだ分だけ、楽しんだ分だけ
彼らはフラメンコになっていったのです。
もちろんプロになるような人たちは
そうした遊びの基礎の上に
厳しい訓練も必要ですけどね。
さて、日本のフラメンコに
ふと視線を戻すと
フラメンコは難しい
フラメンコがうまくならない
行き詰まっていると、
悩んでいる練習生がなんと多いことか!
最近は
お教室もだんだんと風通しが良くなり
またフラメンコの情報も
以前に比べると格段に増えているので
フィエスタやブレリアなど
楽しいフラメンコが最近人気ですが、
それでもまだまだ
自然にフラメンコを楽しむ場所は
多くはありません。
そこで紹介したいイベントが一つ。
踊る喋り屋として活動する踊り手凌木智里さんと
共にライブを行うフラメンコ仲間の岩崎任貴さんが
ペーニャ・フラメンカぐるぐるを立ち上げ
二人の師匠であるフラメンコロイドのリードで
フラメンコで楽しく遊ぶ
「フラメンコで遊ぼうの会」が
2月2日、今度の具曜日に開催されます。
さぁ、皆さん!
お教室の枠を一歩飛び出して
一緒にフラメンコを楽しんでみませんか?
きっと世界が広がりますよ!
いや広がるだけでなく、
あなたのフラメンコが深まるはず!
guruguru.jpg
■ペーニャフラメンカ・ぐるぐる主催
「フラメンコで遊ぼう!の会」con フラメンコロイド
2020.2.2.(日)14:00〜16:30
目黒 Cafe y Libros
40名限定。
参加費¥4000(飲み物付き。差し入れお持ち込み大歓迎!)
お申し込み vortice.guruguru@gmail.com

3つの壁の乗り越え方

【フラメンコに行き詰まりを感じている方へ】

フラメンコ(カンテ/踊り/ギター/他)が難しい...
先行きが見えない...
壁を感じている...