久し振りのカチューチャ便りです。
グラナダは昨日嵐のような雪が30分ぐらい降りました!寒いです。
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フラメンコの情報はなし。すいません。
今はヘレスのフェスティバルが真最中、グラナダはとっても静かです。
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今日はDía de Andalucíaアンダルシアの日。
私がスペインに来た頃1980年に自治政府ができたそうです。
アンダルシアは他の州と違ってかなり色が濃いですね。
Siente tus coloresあなたの色を感じよう!という文句を掲げて
この1,2週間はテレビでもさかんに宣伝してました。
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この時期(4月ぐらいまで)はお天気が安定しないです。
雨も多く天気が悪い日が続いたりしますが、アンダルシアの人達は忍の一字。
沢山雨が降ってくれないと夏に水不足で大変なことになってしまうからです。
En Abril,aguas mil(4月は雨が千程降る)とか言います。自然の摂理ですね。
ですから、Semana Santa(復活祭)やセビージャの春祭りFeria de Abrilなんかも
雨でズタズタになってしまう年もあるんですよ。
お祭りの時は雨でもそんなこと関係なくみんな騒ぎまくりますが、
セマナサンタが雨で行列(procesión)が出られなくなってしまうと悲惨です。
今年は成り行きで今グラナダに居ますが、
実はこの日私は1つ年取ってしまったのであります。
ああ!でも、ほっぺたにアンダルシアの旗を掲げて、
朝方ちょっと外の空気を吸いにお散歩としゃれ込みました。
Cumpleaños feliz(2回)
Te deseamos todos
Cumpleaños feliz
行きずりの人達が歌ってお祝いしてくれましたよ。
こんな過ごし方も悪くないです。
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夜はテレビを見ながらのんびりブログを書いています。
ただ、のんびりは明日までですが。今年はうるう年。一日得した感じですね!
明日はみんなとわいわいフィエスタといきたいです!
つづく
遅ればせながら、昨年末のシティオ塾「伝統的クアドロフラメンコの実践講座」発表ライブの
レポートをお届けします。なにしろ参加受講生の皆さんの熱のこもった演技、ハレオなどで、
会場がムンムンしていたのです。
昨年の9月から月2回ぐらいのペースで合計8回のレッスンを終えた受講生の中で
ライブに参加なさった7人のフラメンカさん達は、それぞれがそれぞれの想いを籠めて
ライブ出演に取り組み、一生懸命頑張ってくださいました。
タブラオで踊ることは、踊り手としてフラメンコの道を切り開いていくために役立ちます。
経験を積んで、自身を磨いていくことは大切ですね。
「伝統的クアドロフラメンコの実践講座」では、タブラオなどでクアドロフラメンコをやる場合に
必要になるハレオ歌や、伴奏パルマ、グループの簡単な顔見せ踊りなどを勉強します。
ですので、ソロの踊りは各自が用意した曲を自由に踊れますが、同時に講座で勉強したハレオ歌も
しっかり歌い、他の出演者の演技をパルマで、掛け声で応援しなければなりません。
ですから、皆さん大変ですけど、それに慣れて行くことが目的であります。
さて、今回はクリスマスと重なりましたので、ビジャンシーコを勉強してもらえるチャンス、
私はその準備に余念がありませんでした。
講座のハレオ歌でも半分はビジャンシーコをやっていただき、ライブはライブで
スペインのクリスマスムードたっぷりの内容でまとめました。
発表ライブのハイライト
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顔見せ(プレセンタシオン)用の簡単な群舞、フィン・デ・フィエスタなどを勉強する「バイレコース」。今回はタンゴとファンダンゴ・デ・ウエルバでした。
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講座が終わってから2つのグループに分けて、ライブ用に振付し直しましたので、ライブ直前の特訓となりました。実践となると、応用が利かないとなりませんので、更に勉強になりますね。
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「ハレオ歌コース」で勉強したのは、スペインで昔(70年代)流行った懐かしいルンバや、
お馴染みのパロディ風ブレリアなど3つのテーマの他に、独特のビジャンシーコ、
日本でもフラメンコ通にはお馴染みのビジャンシーコなど3曲でした。それらを無事終了、
出演受講生の皆さんも大声でしっかり楽しそうに歌っていてホッとしました。
私は、パンデーロ(タンバリンの仲間)、アニス酒のビン(フォーク、スプーンなどで鳴らす)などスペインならではのクリスマスの楽器を持参し、ちょっとお披露目、ビジャンシーコが盛り上がりました!
私は座長役なので出番は最後でした。昨年に引き続き、またまたフェステーラ役です。
クリスマスには馴染みのしみじみとした曲「カンパニジェーロス」をブレリアで歌いました!
自声が小さい私ですが、マイクがあったので自然に気持ちよく歌えました。
どなたかフェステーラで参加したい方、いませんか~~?
さて、クワドロの出し物が終了しまして、バックアーティストや出演受講生の紹介の後に私の挨拶。この機会にスペインのクリスマスの説明などもしました。バックのアーティストさんもかなりリラックスしていらっしゃり、出演受講生も会場のお客様も楽しそうに聴いてくださりホッとしました。
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クリスマスにビジャンシーコを歌うフィエスタのことを通称サンボンバと言います。
今回のライブはクリスマスライブでもあるので、ミニ・サンボンバというサブタイトルを付けましたが、サンボンバはもともと楽器のことなのです。写真をご覧ください。私が持っているのはグラナダのGuadixという村のサンボンバ。可愛いでしょ!せっかくなので、皆さんにお見せしました!ブーブーって鳴るんですよ!面白い楽器ですね。
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さて、その後のフィン・デ・フィエスタでは前回のライブ参加受講生が飛び入りのウナ・パタイータ!オレ!盛り上がりました!
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こうして第2回のOLE CON OLEは賑やかに終了しました。また次回が楽しみですね!
シティオ塾
「 伝統的スタイルのクアドロ実践講座」
発表ライブ
「OLE CON OLEvol.2」
2015年12月23日(水・祝)
アルハンブラ
出演者 [B]高橋英子と有志7名
[G]いわねさとし [C]有田圭輔