高橋英子のスペイン、グラナダ、きもったま

はじめに!(このブログに寄せる新たな思い)   


2014年あけましておめでとうございます。今年も皆さんにとって健康で仕事にも恵まれ、
フラメンキートで楽しい年になりますようお祈りいたします。

さて、この「スペイン、グラナダ、きもったま」も、この3月で1年を迎えます。
ですから、今回のタイトル「はじめに!」というのもおかしな話ですが、
何でここでまた「はじめに!」なのかと申しますと、これからどんなブログにしたいのかが
自分の中で固まり始め、それを新たにお伝えしたいからです!

スタート時点では、とにかく私の「スペインの歩み」を書いていこう!と意気込みましたが、
そのうち、現在の自分の活動状況や、昨年末にはイベントなどのレポートなどを書いたりと、
カテゴリーが増えてきてしまいました。そして、「スペインの歩み」が、
かなりゆっくりペースになってしまっています。楽しみにしてくださっている方には
申し訳ありませんが、まぁちょっと聞いていただけますでしょうか。

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「スペインの歩み」には、今勉強している研究生の皆さんにも
共通するテーマがあり、何か後進の方々へ参考になれば嬉しいのですし、
なにより私自身が楽しく書かせていただいています。
このブログを始めた頃は過去を思い出すことで頭がパニック状態になったりしましたが、
私にとっては再勉強の意味、老朽化した私のエンジンが蘇るように!
などの希望の意味もあるので、是非続けていきたいと思っています。
ただ、物書きではない私にはどうしてもまとめるのに時間が掛かってしまいます。
タイムマシンは、今まだセビージャで留学生活を始めたばかりの頃にいまして、
グラナダに到着するのは夏以降になってしまいそうなのです。

このところブログのカテゴリーが増えてきてしまったのは、
タイムマシンでのんびりと過去のことを振り返るのもいいけれど、日々新しい変化が
生じている今のフラメンコ界を見ていて感じることや、踊り手として思うこと、
教えていて思うこととか、良いことも、これちょっと問題かもと思うこととかもあったら、
何でもいいから書いてみたいと思うようになったからなのです。

近年、目まぐるしく発展したフラメンコはとても多様化しています。
フラメンコを勉強するのに便利な環境になったことは嬉しいですが、今のネット社会や
グローバルな指向、フラメンコというレッテルでの商業化などが、いいような悪いような、
私が大切にしてきたフラメンコの素朴な世界を妨害し始めているような......。
なんだか考えさせられることも多々あって、のんびり自分だけの小さな世界に閉じこもって、
フラメンコを楽しむことができなくなりました。

多くの人を感動に導き、心を癒し、明るい希望を抱かせ、
パワーを与えてくれるフラメンコ。みんながフラメンコの恩恵を被っています。
各人にそれぞれのフラメンコがあって、フラメンコ感も、その好みや趣味も、想い入れも、
フラメンコとの付き合い方も人それぞれでしょうが、
実際のフラメンコ学習の面白さ、楽しさだけでなく、その素晴らしいフラメンコを
もっと身近に、大切な「友として生きる」ことを実感していくことは、
私にとって重要な、生きていくためのエネルギーとなっています。
そして、幸せなことだと思います。

私もフラメンコの恩恵を被って生きている一人なのです。
フラメンコに関わって生きて行くなら、周りの人達とフラメンコを共有していることを認識し、
お互いがそれぞれの持つ幸福感を理解し、分かち合い、時には慰めあう、
そんな協調の気持ちも大切ですよね。そしてお互いがいい意味で刺激し合って生きていく......
このブログを通して、自分ももっと仲間に入っていきたい、そんな風に思うのです。

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人間しゃべりたくなる時ありませんか?そんな時も、このブログがあると助かります。
私にとって、大仏のようにでんと構えているのがフラメンコです。
いつでもその微笑みで私たちを見守っていてほしいものです。
だから、失礼にならないように!と、ちょっと慎重な構えでもあります。

そして正直な話、私にとって公の場でしゃべったり、書くのは難し~いのであります。
何が何だかわからなくなってしまう時があって、まとまりが付かなくなってしまいます。
結局よくわかってなかったということかな?などと自己嫌悪に陥ってしまったりもします。

でも、乗りかけた船です。これを機会に自分の言葉で、自分らしく書きながら、
考えをまとめて自分なりの結論を見出して行きたい!そういうことなのです。
ただ、わからないことはわからないとハッキリ言うしかありません。
皆さんへ意見を求めてもいい、提案してもいい、そんな気持ちでいきたいです。

以前、「周りに感心ばかりしていないで、私にも発信できることがあるんじゃないか、
わたしだからできることを見い出していけたら......」
と、このブログで書いています。その発信って意外と難しく、ではどうすることが発信なのか?
私だからできることって、そんな自信はあるのか?などと考え込んだりしましたが、
少なくともこのブログを通して、もっとバラエテーに富んだテーマで
フラメンコやそれに関わることを素直に考えていく、そんなことでいいのかもしれないな、
気張らず行きたい!そんな風に思っています。

今年はここ数年実現できないでいることの1つでも実現したい、しなければならない年です。
そのために頑張ります。それが何であるかは、またこのブログでお伝えできれば嬉しいです。

しかしあれこれ言ってしまったけれど、今の私はポンコツなのにうまく作動するのかな~。
おどおどしたって始まらないですね! ¡Vamos allá!(Go!)

今年もよろしくお願いしますね!


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高橋英子 プロフィール

フラメンコ舞踊家。スペインに暮らしながら、現地での舞台活動を重ねてきた貴重な存在。81年渡西。83年、セビージャでセビジャーナスコンクールに入賞し話題を撒く。翌年、グラナダを代表する踊り手マリキージャのアカデミーに招かれてセビジャーナスのクラスを開講。以来グラナダに住み、フェスティバルやタブラオ、ペーニャ等に出演。リサイタルも度々開催している。98年にはスタジオ「ラ・カチューチャ」を開設した。一方日本では、ペヌルティモ・コンサートシリーズ、「きもったま鍋」シリーズなどを上演。フラメンコ舞踊独特のペソ(重さ)とコラヘ(怒り、内に秘めた激情)、そして粋なグラシア(愛嬌)に溢れたバイレは高い評価と人気を得ている。現在は日本でも常設クラスを開講し、日西を行き来しながら精力的に活動を続けている。
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