高橋英子のスペイン、グラナダ、きもったま

今のわたし


やってます!「どんなタンゴ?」体験レッスン


今年は映画「サクロモンテの丘」が封切られ、その関連イベントでグラナダを踊ったり、サクロモンテに関するレクチャーや簡単な入門講座、「サンブラって何?」という講習会などさせていただきましたが、その後その流れで個人的に続けているのがタンゴス・デ・グラナダの体験レッスン「どんなタンゴ?」であります。

clase1.pngグラナダといえばタンゴの土地として有名で、沢山のタンゴ歌があります。ですが、さて踊りはどんな感じなのかといいますと、あれっ、どんななのだろう?首をかしげてしまう方も多いのではないでしょうか。
タンゴは、カディスやセビージャ、エストレマドゥーラ地方、マラガ、グラナダなどでそれぞれ独特のタンゴがあります。その中でもグラナダのタンゴはアラブの香りが濃いのが特徴で、殆んどはサクロモンテで発展しました。ですからだいたいの普通のテンポで歌われる、又はあちこちでタンゴ・デ・グラナダとして歌われるタンゴはタンゴ・デル・カミーノ(カミーノとはCamino del Monteサクロモンテのこと)で、タンゴ・パラーオなどとも呼ばれ、これは歌い方になると考えます。
とてもグラナダ的なのは、高音で力強く歌うバリエンテと呼ばれる歌い方で、とっても歌唱力がいります。アラブ風のサンブラは遅めのテンポで歌われ、コミカルなタンゴはだいたい早いテンポで歌います。グラナダのタンゴは幾つかに分類できますが、このようにテンポの速さで考えると、タンゴ・デ・ファルセータ(他にも呼び方があってややこしい)といって、実に速いタイプのタンゴがあります。これを踊るのは非常に難しく、それはそれは古の味がムンムンするものでありました......

そうでなんです!グラナダのタンゴはエスぺシアル(特別)なのであります。少なくとも私にとっては魅惑の世界です。とても私なんかに踊り熟せる世界ではないかもしれないですが、自分が踊るのに比較的スムーズに入り込めるタンゴもあって有り難い、豊かな気分になれるんですね。それで、いったいどんなタンゴなのかを体験して、グラナダ的なアイレを少しでも感じていただけたらと思い、私のクルシージョ活動の一環として始めました。

clase2.pngではいったいどんなやり方でやっているかといいますと、いわゆるサクロモンテの洞窟で今から50年ぐらい前に録音されたフラメンコショー(サンブラ)でのタンゴの音源を聞いて、それに合わせて私が簡易的に振付けた踊りをフラッシュ・モブみたいに踊っていただいております。誰かが踊っている録音ですので、それに合わせて踊るのは踊りにくいです。でもダイレクトにグラナダの典型的な歌やあの時代のギターのトーケが耳に入ってきます。サクロモンテ独特のハレオも聞こえてきます。まさに本場の雰囲気をつかむことができます。音楽でフラメンコ踊るのは学習段階では仕方ないことで、こうやって勉強するしか他に方法は見付りません。これでこれで私は気に入っています。

clase5.png要するに勉強するのは古いタイプの踊りであります。ご存知のようにフラメンコ舞踊は近年急激に発展し、舞踊テクニックが幅を利かす時代になってしまいました。なってしまったというのは、半分「残念だ!」という気持ちが私の中にあるからそう言うのかもしれません。勿論、発展するのはいいことで、その時代の踊りを踊る、そういうものだと思います。現代は現代で素晴らしいアーティストがいっぱいでてきました。ただ、踊りのモダン化がフラメンコ性を封じ込めてしまった感があります。古き良き時代のフラメンコ舞踊にはそのシンプルさの中にテクニックで解決できない、それなりの雰囲気、その人なりの持ち味がでていたものでした。そしてそういうものは、やはり各人が余裕を持って踊り、自然に出す、又は自然に出て来るものであって欲しいです。フラメンコが発展していく基となった昔のフラメンコの素朴なアイレを勉強しながら、踊りの世界での「自分」というものを見付けて欲しい、そんなふうにも思います。

clase3.pngフラメンコは各人が自由に振付けることができます。ですから勿論、モダンな振付でグラナダのタンゴを歌ってもらってタンゴス・デ・グラナダと称することもできます。でも伝統的なスタイルやアイレを心得た時、踊りが冴えてくるものです。私は他の土地のタンゴ歌も好きですが、それらをその土地でどんな風に踊られていたのか知りません。おそらく踊りは一般的なタンゴのノリで地方色はそんなに強いものではなかったのではないかと想像しています。
でもグラナダは違います。長年の洞窟フラメンコショー(サンブラ)で踊られてきまして、そこで雰囲気が固まりました。それを私は大切にしたいと思っています。ですから、この体験レッスンでは長年サクロモンテと付き合ってきた私の記憶や感覚を頼りにやっていますが、あんな感じだった、こんな感じだったな......、難しいです。私風になってしまっているでしょう。そこは私なりになんとか折り合いをつけて、自分も勉強し直すつもりでやっています。映画「サクロモンテの丘」の中でもまだ現存で昔からのアイレをもっている貴重なアーティストを見ることできるのは嬉しいですが、歌ばっかりですね~~~~。歌はそのまま残り、踊りはそのままは残らない......。
まぁとにかく、今の自分の持っている基本的なテクニックだけで充分なんで、要は皆さんのグラシアが自然に出て自分でも心から楽しんでいけるようになって欲しいな、皆さんの身体に潜んでいるものをもっと引き出してもらえたらな、という気持ちでやっています。

cursillonet.pngこの体験レッスンは現在月1回ぐらいのペースで続けています。若い方から60代の中高年の方、舞踊レベルも様々な中やっています。とにかくこの体験レッスンは雰囲気をつかんでいただくことを第一に考えています。来年は新しい音楽と振付でやってみたいと思います。将来的には生のギターで自分なりに踊れるようになれば楽しいですね。ですのでこのやり方でない普通の常時クラスも設けられればと思っています。興味のある方はドシドシご希望をお寄せくださいね。
実は前回のレッスンに地方からお越しだった飛び入り参加者がいまして靴無しで頑張ってくださいましたよ!クラスの雰囲気も明るく、皆さん楽しそうに受けてくださいました。おまけに主催者に協力的!忘れないために最後に撮っているビデオを公開することを承諾してくださいましたので、クラスの雰囲気をちょびっとだけですがお見せします。あなたも是非体験しに来てくださいね!

《グラナダの魅力、それはタンゴ/Tango de Graná体験レッスン》
♪ 音源があるから雰囲気つかみやすい!
♪ シンプルでそれなり、誰でも楽しく踊れる!
♪ 1回でだいたい、2回受けてバッチリ覚えられる!
[日時]12月10日(日)、1月28日(日) 13:30~14:50
[会場]後楽園プレステージ 
[料金]¥3,500(9人以上で500円引)
※1月の日時は変更になる可能性がありますので事前にお問合せください。
お問合せ、お申込み: ecoflamenco@nifty.com 高橋まで


Vente a mi Cueva いよいよ今週末!


ニューライブはいよいよ今週末となりました!

しかしなんとまた南の方で台風が発生したとか。。
何とか念力で日本列島への接近を防ぎたーーーいところであります。

大丈夫、何があってもサクロモンテがパワーをくれる!
そう信じています!!!

placacueva.png

ところで、クエバのプレート(表札)ができました。どうでしょうね、手づくりですから(笑)
ちょっと直した方がいいかもしれないな、ここはちょっと......、などと慌ただしい中スタジオで。

どうぞ皆さん、
この表札も見に来てくださいませネ!


こちらはドキドキ、わくわく、であります。

新しいことに挑戦したりします。どんなことになるのか、それは見た人にだけしかわかりません。

初めてやる、っていうのは勇気が入ります。
でも何でも初めはあります。
やらなくっちゃ話にならない、思い切る、それが大切ですよね。

ここでもサクロモンテパワーなのです!

どうぞ皆さん見に来てくださいませネ! 前売り券は木曜まで販売しています。

今週の土曜日は私のクエバで待ってます!!!

sen.pngのサムネイル画像
Vente a mi Cueva 私のクエバ(洞窟)で待ってます!
10/28 (土) 12:30開場 13:00開演
新宿ガルロチ
チケット 指定A席¥5,500 指定B席¥5,000 自由席¥4,000 
※ワンドリンク付、当日は500円増し
お申込み、お問合せ
エコーフラメンコ ecoflamenco@nifty.com
ホームページお申込みフォーム
チケット情報→前売り券販売は26日(木)に終了します。それ以降は当日券をお求めください。


ニューライブの見どころ、出演アーティスト紹介...


blogsenden.jpgニューライブですが、今までの自主ライブとは違った趣きがあります。
先ず言えることは私のワンマンショーではなく、日本の皆さんと共演します。私以外は皆さんゲストで、ゲストの皆さんのソロ演技も見られるという観る側にとっては嬉しい企画です。そして、私自身もちょっと気分を一新した内容でこのライブをお届けします。

私はこのライブで2つのことを意識しています。
1つは「グラナダを踊る」ことで、それは今までも公演活動でやってきた事ですが、これはいつまでも続けたいレパートリーの一つで、使命感を持って臨んでいます。なにせグラナダは私の第2の故郷ですから。今回はちょっとねちっこく、プーロな感じやってみたい、などと考えています。
もう1つは「クアドロフラメンコ」です。わたしは教室活動やクルシージョ活動(シティオ塾の講座、他)などで、クアドロで踊る為のノウハウや、一時代前にアンダルシアのタブラオ等で展開されていたショーのスタイルを「伝統的スタイルのクアドロフラメンコ」と称し、スペインのタブラオでそういうショーを勉強した経験を生かして、その面白さを伝えてきました。ここでもその雰囲気を少し皆さんに知ってもらいたいと思っています。
私とゲストの方々で織りなすクアドロの世界、いったいどんなものなのでしょうね。実は、それを堪能していただきたいので、とっておきのハレオ(歌)なども用意しています。今回は、いままでにまだお披露目していないものなども挑戦的にやってみます。アドリブもあるでしょう。うまく行きますように!私たちのクアドロはいろいろ混じっていて盛り沢山、言ってみれば今時のクアドロですが、私がある程度伝統的なスタイルを維持させたいので、そこが1つ見どころと言えるかもしれません。

それからもう一つ、このニューライブには私なりの想い入れがあります。
長いスペイン生活の合間に日本でも活動して来まして色々なフラメンコ仲間と知り合うことができました。そして、これからはそういう日本の仲間と何か同じ道を進む仲間意識を持って熱のこもったショーができたらな~、そんな気持ちがあります。それで、ニューライブを皮切りに、皆さんを「クエバにお呼びしよう!」と思いました。そうすればまた皆さんと再会できるじゃありませんか!このアイディア、気に入っています。これからも続けていけたら嬉しいです。
日本でやっていらっしゃる方々はそれぞれがフラメンコに対する想いが強く深く、時には私をびっくりさせるくらい真剣に、真面目に取り組んでいらっしゃいます。私と同世代の方々(それはもうフラメンコを30年以上は続けていらっしゃる方々です)や、小島先生のような大御所の方々、そして若い世代の方々、それぞれ頑張っていらっしゃいます。そういう色んな方々のフラメンコの世界に接して「自分に活を入れよう!」そう思って、このところはタブラオにも出演するようにして、特に若い方々とは共演させていただいています。どんな状況にあっても自分の活動を続けていけたら嬉しいですし、そういう中で、みんなの温かい気持ちに触れられるのも幸せなことです。

それではゲストアーティストさん達をご紹介します。レディファーストです。

大塚友美
ネットから取った大塚友美 チラシサイズ.jpg学生時代は音楽畑にいたという友美さん、昔、新宿歌舞伎町にありました「ギターラ」というタブラオで経験を積まれ、毎日クアドロフラメンコで踊りだけでなく、パルマ、ハレオもしっかり勉強なさいました。スペインへの留学も繰り返し、踊ると一種独特で個性的な雰囲気をもっています。第一回(1991年)の新人公演で奨励賞を獲得。鈴木尚さんを伴侶に地元の浜松に住み、東京と往復して教室活動、公演活動などで活躍していらっしゃいます。人々の生活の中に息づくフラメンコを追求、その一端はDVD「自宅でクルシージョ」で観ることができます。家庭では一児の母、やさしくて熱い、自分が輝いている踊り手さんです。彼女の踊り、楽しみですね!

カルメン・ポルセル・カルモナ
オリジナル&チラシサイズcarmen.jpgカルメンはスペインのバルセローナで生まれましたが、家族はグラナダに生まれ住んでいました。お父さんはなんとフラメンコ・ギタリストだったそうです。後にバルセローナに移住しましたが、家族はみんなフラメンコの愛好家、お母さんも歌が好きでカルメンも小さい時からいっしょに歌っていたそうです。バルセローナで踊り始め、教えたり、タブラオなどに出演していましたが、2000年に仕事で日本にやってきました。そして石塚隆充さんと知り合い、運命のゴールイン、ステキですね! 現在は2児の母、教室では先生、舞台では踊ったり、歌ったり。本人は歌のが好きのようです。彼女のルンバもステキですよ。楽しみですね!


鈴木尚
チラシサイズtakasi.pngパコ・デ・ルシアに衝撃を受け、大学時代からフラメンコギターをはじめたという尚さん、私もよく踊り伴奏をしていただきお世話になりました。彼はスペイン留学中も数々の貴重な体験をして、特にヘレスでじっくり勉強なさってヘレスのフラメンコに魅了されてしまったそうです。グループ演奏活動、踊り伴奏などのプロ活動を続け、今では舞台経験が豊富でとても頼れるベテランギタリストの一人として活躍なさっています。それだけではなく、作曲にもその才能を発揮し、3つのCDを発売しています。第三作目となる『レボサンド』で華麗な世界を表現、更に創作意欲を燃やしている尚さんのギター、いいですよ!今回たっぷり聴いていただけます。


石塚隆充
チラシサイズ.png隆充さんもパコに衝撃を受け、ギターからフラメンコの世界に入ったそうです。その後独学で歌い始めて2年、新人公演で奨励賞に選ばれました。凄いですね!その後スペインのヘレスへ留学。現地での活動、アーティストとの交流の中でフラメンコを深く追求し掴んだフラメンコ感覚と魂、それは彼の幅広い音楽活動に顕れています。独自の世界を3つのCDに収めていますが、作詞、作曲でも才能を発揮し、最新アルバム『REVERSO』ではギター弾き語りも聴かせ、また、他のジャンルとのフュージョンでも活躍、まさに最大限にフラメンコ!今、日本のフラメンコ界でとっても輝いています。隆充さんの作った歌いいですよ、今回みんなで歌います!


さて皆さん!とっても豪華なメンバー、そしてファミリーな感じじゃありませんか?
是非私たちに会いに来てくださいね。よろしくお願いいたします。

今回は私のライブへの想いも混ぜてお伝えしました!
このライブで、私が35年のスペインフラメンコ生活で得た貴重な体験の中で掴んで来たフラメンコが自然に出ると嬉しいです。大きな舞台で大作品を演じることも魅力ですが、もっと肌で感じられる身近にあるフラメンコ、それがやっぱり私にとっては大切です。とにかく楽しんでいただきたいです。そして、フラメンコってやっぱりいいな、また見たい! もっと頑張りたい! 皆さんにそんな爽やかな気分で会場をあとにしていただけたら......、さぁ、あと3週間弱、頑張って準備、練習です!

chirasi new live.png


Vente a mi Cueva 私のクエバ(洞窟)で待ってます!
10/28 (土) 12:30開場 13:00開演
新宿ガルロチ
チケット 指定A席¥5,500 指定B席¥5,000 自由席¥4,000 
※ワンドリンク付、当日は500円増し
お申込み、お問合せ
エコーフラメンコ ecoflamenco@nifty.com
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クエバ(洞窟)をオープンします!


先日の嬉しいニュース! それは久しぶりの自主企画ライブのお知らせでした。
今年はお陰様で「本番」が多いです。とっても有り難く思っています。
2月に映画「サクロモンテの丘」が公開されましたが、その公開イベント出演
クンブレ・フラメンカ(故堀越千秋氏追悼)出演、日本の踊り手さん達とのタブラオ共演、
生徒も混じったタブラオライブ......、そして、このたび私のライフワークの一つである
自主企画タブラオライブ「きもったま鍋」を4年半振りに開催する運びとなったのです!

アッ、失礼しました! ライブのタイトルは変わっています。
Potaje con Coraje-きもったま鍋-これは私にとって永遠のライブです。終わり無しで行きたい、
それがわたしの希望であります。ただ今回は、ちょっと自分を
リフレッシュしたいという気持ちがあり、そうこう思っているうちにいいアイディアが浮かんで、
それで、「ニューライブ」と銘打って......。
まぁどんなライブをやっても、そこに宿るのは「きもったま鍋」精神、なのであります。

とにかく肝心なのは、いいライブをやるということです!
このニューライブが、なにか私にとって新境地を見い出せるような、
画期的なライブになるように頑張りたいと思っています。

それで、ちょっと内容などをご案内いたしますね。

高橋英子ニューライブ Vente a mi Cueva -私のクエバ(洞窟)で待ってます!

chirasi new live.png(ちらしコピー)

この秋、クエバ(洞窟)を1日オープンします 
サクロモンテ(グラナダ)ではありません、
東京です!
洞窟のように温もりある空間で、
私のルーツに迫る世界をお見せしたいと
今あれこれ準備で、てんてこ舞い
日本の仲間も巻き込み、
盛り沢山のメニューを取りそろえ、
皆さまのお越しをお待ちしています!


今回はメインアーティストの
ソロ演目だけでなく
クアドロフラメンコの面白さも
たっぷりお見せします
もちろん、
EIKOのグラナダメニューもございます!

タイトルのVente a mi Cueva とは「私のクエバ(洞窟)にいらっしゃい!」という意味です。
あなたTu に呼びかけています。
でも日本語タイトルは「私のクエバ(洞窟)で待ってます!」としました。いかがでしょう?

niña de la cueva.png実はこのクエバは
私の想像上のクエバであります。
気が向いた時に、
気のあった人達と集まるところ、
言ってみればペーニャみたいなところ、
時々タブラオでもあり、
フラメンコショーもやるのですよ、
洞窟フラメンコショーです!

要するに私がオーナーだから
ペーニャだとか、タブラオだとか呼ばず
「クエバ」と呼ぶわけです。
サクロモンテ時代にはクエバを借りていて、
練習したり、クラスやったり、
時には他のクエバのフィエスタに呼ばれて
ワイワイ歌ったり、踊ったり、
楽しい思い出がいっぱい!
それこそ洞窟フラメンコショーに
出演したりもありました。

日本でもグラナダのアーティストを招聘して
「洞窟の少女」公演を数回やりました。
懐かしいです!


とりあえず、クエバの名前はCueva de la Eiko、それでこの際、芸名も付けました。
"Fernanda del Sacromonte"フェルナンダ・デル・サクロモンテです。
ハ、ハ、ハ、笑ってしまいますね、でもまぁ、楽しくいきましょう!!!
cueva retrato.png

このように、アイディアは思いっきりサクロモンテに縁がある私風なのです。
そしてなんといっても、このライブの特徴は、日本のフラメンコ達を巻き込んでの
盛り沢山なメニューでお届けするということです。
今回はギターの鈴木尚さん、歌の石塚隆充さん、歌って踊るカルメン・P・カルモナさん、
そして踊りの大塚友美さん達をクエバにご招待いたします。
そこに私が加わって、それぞれの持ち味だしきって......、
華やか、温か、しっとりで、そして笑いありで、色んなフラメンコがありますよ、
なんだかこちらもワクワクしてきます! どうぞお楽しみに!
もうチケット予約していま~す、お早目にお申し込みくださいね。

高橋英子ニューライブ Vente a mi Cueva -私のクエバ(洞窟)で待ってます!

chirasi new live.png「きもったま鍋」に続く
高橋英子のとっておきニューライブ
グラナダ生活33年の高橋英子が
自らの想像上のクエバ(洞窟タブラオ)を
一日オープン!
日本のフラメンコ仲間たちを招き
盛り沢山のメニューを用意
楽しく濃厚なフラメンコショーを
ご覧いただきます!

●日時 2017.10.28[土]
    12:30開場 13:00開演 

●会場 GARLOCHÍガルロチ
    (新宿伊勢丹会館6F)

●出演 高橋英子、大塚友美(踊り)
    石塚隆充、カルメン・P・カルモナ(歌)
    鈴木尚(ギター) 
    


●チケット 
指定A席-5,500円 指定B席-5,000円 自由席-4000円 
※ワンドリンク付き料金、当日は500円増しとなります。
※お座席はお申込み順にこちらで決めさせていただきますのでご了承ください。
●お問合せ・チケット販売 
エコーフラメンコ 047-461-4418 ecoflamenco@nifty.com
※高橋英子HPチケット販売フォーム http://www.ecoflamenco.com/contact.html



ちょっとグラナダ便り、そして嬉しいニュース!


お久しぶりです!

全世界的におかしな気候が続いているようですね? 
昨年の夏はスペインの猛暑の中にいましたが、さて今年はどうなのかなと思い、ネットでグラナダの新聞を見たら、もう色んなニュースがいっぱいですが、市民に直接関係するのはバス代が上がることですね。1回の運賃1,20ユーロ→1,40ユーロ。もちろん市民はボノというまとめ買いのカードを持っていてもっと安く乗れますが。市民の移動はバスが中心、しかし数年前に市内の東西を結ぶバスLACができてから利用の仕方がややこしくなり、お年寄りなんかは混乱していました。前のが良かったですが、中心部の渋滞緩和のため仕方なかったようです。若い人は面倒だから歩いてしまったりする人も多いです。しかし地下鉄ができているのに問題多くなかなか開通できない状態にあるんですよ。どうなっちゃってんでしょう???

lorca.pngそして、詩人、劇作家のフェデリコ・ガルシア・ロルカの遺影が目にこびり付きました。そうだった、忘れちゃいけない、81年前の惨劇。フェデリコはグラナダ県のビスナルとアルファカールという村を繋ぐ街道筋の一角で銃殺され、スペイン市民戦争の犠牲となって38歳という若さで無念にも旅立ちました。とんでもない間違い、何とも痛ましく悲しい出来事でした。沢山の素晴らしい作品を残して、そしてまだまだ沢山の素晴らしい作品を世に出せた筈でした......。他の犠牲者との共同墓地、その他で追悼行事などがあり、またアルファカールのロルカ公園では毎年記念フェスティバルが開催されますが、今年はロルカ他スペインの代表的詩人の作品を歌っているカルメン・リナーレスのコンサートがあるということです。
この野外フェスティバルはいいですよ。近年、ミゲル・ポべダやエストレージャ・モレンテファミリーなどが出演しました。しかも入場無料。ただ立ち見なのが辛いですけど。私も昔ですが、フォアン・アンドレス・マジャのフラメンコ作品で、この舞台に立ったことがありまして、床がぼこぼこで大変だったことや、あの頃をチラッと懐かしく思い出したり......、なんだかお天気のことなんか忘れてしまいました。
[写真はEl Curroに出演していた頃(1984)、壁の大きなロルカの写真が印象的でした。当時スペインにいらっしゃった写真家の高瀬友孝さんが撮ってくださいました]

今年は雨ばっかりの涼しい夏ですが、どうも8月っていう月は広島、長崎の原爆の日や終戦記念日などがあって、そしてお盆があって、ロルカの命日もあって、個人的にも亡き父母が旅立つ前月で大変だった悲しい思い出などがあって、思い出してしまう、考えさせられてしまう、そんな月です。
いつからかお盆の前に「山の日」という祭日ができて長い連休となり、1週間ぐらい都内の電車、地下鉄に乗ってもガラガラで人々はどこかに消えてしまうんですね。皆さん夏休みをどこかで楽しんでいる、お墓参りしたり、家でのんびりゆっくり休暇の方もいらっしゃるでしょう。
考えてみると、私にはレジャータイムっていうのがないです。旅行やハイキングなんてまるで無し。憩いの時間無し。スペインでは気軽にふらっと行けるお祭り等が多いし、時々フィエスタなどではしゃいで発散する機会あったりするのですが、日本ではそういう楽しい時間ってとても少ないです。それに昨年から問題ばっかり!全く余裕ない日々......まさに「EIKOよ、どこへ行く」って感じだ~~~、そんなことが閑散とした地下鉄の中で脳裏をかすめました。

ここで、嬉しいお知らせです!

久しぶりの自主ライブです。「きもったま鍋」に続くニューライブ、いかがでしょう?
人生思うようにいかないけれど、だからこそ、やんなくちゃいけない、踊んなくちゃいけないと自分に言い聞かせてきました。そしてここ数年の成り行きでこのライブを強行する運びになりました。危機を吹っ飛ばす勢いでがんばりたいです。
今までと違うのはソロライブでなくなり、日本の皆さんとご一緒することです。そして踊りに限らない自分の世界もお見せすること。そしてもちろんグラナダの出し物もあるんです。さてどんなことになるのか、なんだかひとりでワクワクしています!
これからこのライブに関してのご説明、私の思いをお話していきたいですけれど、
先ずはチラシができましたので日程などをお伝えします。メモしてくださいね。

chirasi new live.pngVente a mi Cueva -私のクエバ(洞窟)で待ってます!-

この秋、クエバ(洞窟)を1日オープンします
サクロモンテ(グラナダ)ではありません、東京です!
洞窟のように温もりある空間で
私のルーツに迫る世界をお見せしたいと
今あれこれ準備で、てんてこ舞い
日本の仲間も巻き込み
盛り沢山のメニューを取りそろえ
皆さまのお越しをお待ちしています!

●日時 2017.10.28[土]12:30開場 13:00開演 
●会場 ガルロチ(新宿伊勢丹会館6F)
●出演 高橋英子、大塚友美、カルメン・P・カルモナ(踊り、歌)石塚隆充(歌) 鈴木尚(ギター)
●チケット 指定A席-5,500円 指定B席-5,000円自由席-4000円 
※ワンドリンク付き料金、当日は500円増しとなります。予約受付中!
●お問合せ・チケット販売 
エコーフラメンコ 047-461-4418 ecoflamenco@nifty.com
※チケット販売フォームをご活用ください。
http://www.ecoflamenco.com/contact.html


映画「サクロモンテの丘」公開記念イベント体験レポート② 


エル・ペタコでレマーテ!レクチャー&フラメンコ体験レッスン(シードル試飲付き)2/22

petaco6.png渋谷のアップリンクで開催されたこの企画は面白いと思いました。シードルが飲めるっていうのがいいですね!告知がかなり直前だったのがちょっと残念でしたが、駆け付けた皆さんは満足げにお帰りになられたようでホッとしました。
最初に映画に関連したサクロモンテのお話などをしましたが、まじめなお話は苦手な私です。突然の思い付きで、「今日はペタコを踊りましょう!」などと予告してしまったのでした。体験レッスンは誰でもできるフラメンコ入門講座みたいなものでしたが、一応パルマや唄でタンゴのリズムをつかんでいただき、ブラッソ、サパテアード、表現のコツなど色々なテクニックを短時間でざっとやりましてほぼ完璧なレッスン!皆さん積極的に動いてくださるのでビックリしました。全然恥ずかしがらないのです。こちらもやりがいがあり、楽しい時間を過ごしました。

petaco7.png実はこのような体験講習会は以前も何回かやったことがありますけど、こういう事って私に向いているように思いました。嫌いじゃないです。
フラメンコショーで踊る時のように一方的ではなく、皆さんの反応を見ながらやって行くので集中し、時々スリルがあります。とにかく分ってもらいたい、愉しんでもらいたいのでこちらも必死になったりしますが、そういう時の瞬間的に出るアドリブが功を奏したりすることが多いです。
まぁ逆のケースもありますが、とにかくフィナーレは最初に予告した、映画でクキおばさんやクーロさんが踊っている「エル・ペタコ」を歌って踊って、皆さんにお腹ポコポコ揺らしてもらって盛り上がりました! 

ちょっとどんな様子だったかお伝えしますね。
petaco15.pngpetaco12.pngレクチャーということで、ちょっと緊張気味ではありましたが、ざっとグラナダの歴史的な事を混ぜてサクロモンテのフラメンコ、アーティストのことなど思いつくままつらつらと。皆さん、静かに聴いてくださっていましたが、話がリズムのことになると実際動いてみなくちゃ!ということで、さぁ、レッスン!
petaco8.pngpetaco9.png先ずは姿勢やブラッソ、手の動きなどいろいろ教えちゃいました!殆どの方が全く初体験と思いきや、中にはすんなりやってしまう方もいまして、思わず「よくおできになりますわね、やってらっしゃるの?」そして、ちょっと一段階上のアドバイスが出たりもしましたよ!

petaco11.pngpetaco1.pngLos gitanos son primores~タンゴ歌を歌いながらマルカールなど。

petaco18.pngpetaco17.png時々みんなの様子を見て、ちゃんとできてるかなぁ~ あれ?サパテアード忘れていました!この後ちょっとタカタカタッと。そして簡単なタンゴの振付ができました!

petaco14.pngpetaco10.pngさぁ、声あげましょう!パルマ叩いてハレオの練習、アルサ・イ・トマ! アラー!いや~しかし皆さん、大声でますね、いい調子!
(因みにハレオの練習はシティオ塾の「伝統的スタイルのクアドロ実践講座」でもやりますよ!)

petaco19.pngpetaco4.png最後に全部通しておさらい、マフラーを振り回してフィナーレ。男の方は上着の裾をパラパラ動かしてみては?と提案、ウケました!

petaco3.pngさて、最後は約束のペタコ! ちょっとくだけた気分。お腹はなかなかうまく持ち上がりませんで。。。やっぱりこんな楽しいタンゴを生み出したサクロモンテは一種独特です。サクロモンテ、そこの人々にはいろいろ勉強させてもらったけど、彼らのグラシアって時々たまらなく愛おしくなります。
終わった後は「フー!」ひと汗かいてやれやれって感じでしたが、こうして1時間のレクチャー&体験レッスンはあっという間に終わりました。でも充実した1時間、私も十分楽しませていただきました。またの機会を期待しちゃいます!
アッ、それはそうとシードルを飲み忘れていました!帰りがけに1本おねだりして、お土産付きの帰宅。後日冷して飲んだら実にエキゾチックな味がしました。ありがとうございました!


映画「サクロモンテの丘」公開記念イベント体験レポート①


cine.png皆さん!「サクロモンテの丘」東京近辺の方はもうご覧になった方も多いと思いますが、いかがでしたでしょうか?

アンダルシアのプエブロ(村)にそれぞれの素朴なフラメンコがあってそれは興味深い世界なのでありますが、そんな風にサクロモンテも1つの村と考えると、日本ではあまり知られていないサクロモンテのかなり土着的なフラメンコの世界がこの映画で観ることができますよね。
登場人物は日本ではあまり知られていないアーティストが殆んどだと思います。アーティストというより芸人さんと言った方が私には近いイメージですが、中にはアルテ、フラメンコ特有の芸術性を持っている方も多い。彼らがこの映画で紹介されて、皆さんは「へぇ~、こんな人達がいるんだ」という感じで興味深々観ているのではないかな、そんな風に想像しています。

私はわたしで彼らとは長い付き合いですし、遠く離れた日本の、しかも映画館の大きなスクリーンで彼らの演技をあらためて観るとちょっと感慨深いものがあります。この映画とはまた別のスクリーンが目の前にチラつき始めます。ああ!全くあと10年早くこういう映画ができていたらなぁ~、今は亡きアーティストさん達が目の前に浮かんできて寂しい限りです。実は登場人物の中の3人は撮影後に他界していらっしゃいますので、これはとても残念なことです。でも少なくとも、この映画に彼らの貴重な演技、お話しが遺され、今こうして日本で見られることになるなんて嬉しいことですね。

ご覧になった一般の方には、それなりに良かったけれどやはりそれがそれだけで終わってしまう、というような温度差がある...などと頷けるような感想もありますが、フラメンコをやっている方々、ファンの方々には現代の洗練されたフラメンコとは違う古の雰囲気みたいなもの、豊富なタンゴ歌などに感動し、良かった!と喜んでくださっている方が多いようです。両者共通して、あのあからさまな会話の世界にはビックリしたようです。
とはいっても、一回見ただけではよくわからないということで、もう一度じっくり観たいという方が多いようです。東京、千葉で封切られて2週間が過ぎ、スバル座の上映は終了しましたが渋谷のアップリンクで4月上旬ぐらいまでは上映するようです。もう一度ご覧になりたい方は是非どうぞ。地方では順次公開されていきます。

とにもかくにも日本フラメンコ界に旋風を巻き起こした「サクロモンテの丘」、私もこの映画の公開に協力させていただけて嬉しく思っています。私を信頼してくださったアップリンク、ピカフイルムさんには感謝しています。東京での公開記念イベントに出演させていただきまして、映画館の公開イベントで踊るなんて初めてですのでステキな思い出になりました。それでは盛況だった公開イベント、私の体験レポートをお届します。

有楽町スバル座18日(初日)

chus dia18.jpg公開に当たり、この映画の監督チュス・グティエレスさんが来日しました。彼女はグラナダ生まれですが8歳ぐらいの時には家族そろってマドリッドに移住しました。彼女がフィエスタで知り合ったこの映画の案内役、クーロ・アルバイシンに惚れこみ、グラナダに行くところからこの映画は始まりますね。初日イベントは彼女のご挨拶で始まりました。チュスさんは赤いセーターに黒のパンタロンというラフなスタイルで登場。とにかく今作らないと生き証人がいなくなってしまう、サクロモンテの歴史も文化も、特にサクロモンテの失われた音楽舞踊芸術「サンブラ」の黄金時代を知る、語れる世代のアーティストが日に日に減って行くなかで、大変だったけどこの映画を作れてよかったと語っていらっしゃいました。

evento18.pngさて私の出番となりました。初日ということで「グラナダを踊ろう!」ということに決めていましたが、一般のお客さんも多いということで、カスタネットでファンダンゴ・デ・アルバイシン、タンゴの初めにはタンバリンをちょっと叩いて雰囲気作りに専念。なんとか初日らしい典型的なグラナダを味わっていただけたのではないかと思います。ですが映画館のスクリーン前の奥行90㎝ぐらいの細長い舞台でしたのでとっても怖かったですね、転落は免れましたが(笑い)。最前列でご覧になっていたチュス監督もあの狭いところでよく踊った、グラナダ色豊かな踊りで楽しかったとニコニコ顔、わざわざ舞台に上がりマイクで「2倍にOLEオレ!だ」と褒めてくださったのにはちょっとビックリしましたが、同郷のよしみでしょうか、私にとっては嬉しいこと、ホッとしました。


有楽町スバル座26日

kojima1.png19日にもチュス監督のご挨拶とフラメンコショーがありましたが、第2週目のこの日は小島章司先生をお招きしてお話しを伺い、その後は私と他2人のバイラオーラ(浅見純子さん、正路あすかさん)によるフラメンコショーという内容でした。満員御礼で、会場に入れない方も続出したそうです。やはり沢山のアーティストが出る方が見る人は楽しいでしょう。小島先生はその夜ヘレスに出発なさるというお忙しい中を駆けつけてくださり、ステキなイベントになりました。終始穏やかな口調でスペインに修業に行かれた時のお話しなども交えたご挨拶をしてくださいましたが、小島先生は国の文化功労者にも選ばれています。その名に恥じないオーラがありますね。

kojima2.png今から50年ぐらい前に「一人前になるまでは帰らない」覚悟でシベリア鉄道に乗ってスペインに修業に行かれたという先生、物凄い努力家でもいらっしゃいます。私はスペインに行く前の約4年間小島先生にお世話になっております。そして同じようにスペインで修業した訳ですが、自分のした「努力」なんて先生と比べるのもおこがましいという感じです。
お話の後はお席に座られて「さぁ観戦!」という構え?になられたので私としてはちょっと緊張しましたが、すぐに平常心を取り戻し和やかな気分、華やかなフラメンコショーも無事終わり、盛況のうちにスバル座のイベントは終了しました。(つづく)



映画「サクロモンテの丘」いよいよ(2/18)封切です!


皆さん、昨年12月からの試写会で日本のフラメンコファン、アーティストの間で評判の映画「サクロモンテの丘」が今週末にいよいよ一般公開されます。楽しみですね!なにせ私の第2の故郷なんですから、黙っている訳にはいきませんで筆を取りました。配給元アップリンクのこの映画のホームページにフラメンコアーティストや芸能人から寄せられたコメントが掲載されています。読んでみるとうなづけることばかり、ステキなコメントがいっぱいです。グラナダのサクロモンテ地区、下の写真はサクロモンテ遠景、外から見るとサクロモンテには何か特殊な人々が住んでいるような印象があるかもしれませんね? サクロモンテ族とでもいうような。。。
Sacromonte gaikann.png

グラナダの人々は、復活祭(セマナ・サンタ)でロマ(ヒターノ)の行列のある日や、グラナダの守護神サン・セシリオの巡礼祭などのある時はサクロモンテに登る習慣がありますが、一般的にヒターノを良く思わない人が多いので、ヒターノが多く住むサクロモンテに好んで足を向ける人は多くありません。私も、普段は物騒だからあまり行かない方がいい、などとグラナダ人によく言われました。しかしそれは作られた妄想で実際とは異なります。以前はサクロモンテを特別視し、そこに住む人達を敬遠する傾向が強く、中にはわざわざサクロモンテに行って悪さをしたり、サクロモンテでちょっとあった喧嘩騒ぎを大袈裟に取り上げて誇大悪評を掲げたりなどの悲しい現実もありました。

curro cuqui.jpgもともとサクロモンテに住む人達はロマ人、ロマ人でない人達も含めて皆心温かい素朴な人達でした。この映画ではサクロモンテ族といえる人たちの肉声、彼らの生い立ちや、生き方、そしてプライベートな事まで楽しいエピソードも交えて大らかに語る姿を見ることができます。そういう彼らの言葉に勝るものはありません。「サクロモンテの丘」と題されてはいますが、この映画の本タイトルはLOS SABIOS DE LA TRIBU ロス・サビオス・デ・ラ・トゥリブといいます。小島章司先生が、「部族の賢者たち」と訳して彼らのことを語っていらっしゃいますが、彼らの生き様には学ぶところがあると思います。サクロモンテ出身のアーティスト、芸人だった人達の普段の姿を通して、彼らの半生や日常の姿を垣間見ることができるのは日本の皆さんにとってとても興味深いことではないでしょうか。彼らなりのユーモア、愛嬌のある世界がありますよね。そしてこの映画では、同時に彼らや現在サクロモンテと縁のあるアーティスト達の演技も見ることができるのでフラメンコファンには嬉しいことだと思います。

niña sacromonte.pngさて、私はグラナダ在住33年であります。私がグラナダに住み始めたのは、この映画でも取り上げているサクロモンテの大洪水で、サクロモンテが壊滅状態となってから20年近くの年月が経っていた頃でした。あの頃のサクロモンテメイン通り(カミーノ・デル・モンテ)には、確か洞窟フラメンコショーをやっていたクエバ(洞窟)は4つぐらい、ディスコが1つ、レストランが1つ、小さなクエバのバルが数ヶ所にあったくらいだったと思います。クエバにはすぐ隣のアルバイシン地区や、洪水後に移り住んだ地区から芸人さん達がサクロモンテに通ってきていました。まだ復興が充分でなく、ちょっと寂しいとも言えましたが、今より沢山のアーティストファミリーがサクロモンテに住んでいまして、それなりの雰囲気が少し残っていました。そんなサクロモンテで小さなクエバを借り、私は練習に通っていたのです。わたしと「サクロモンテ族」との出会いの経緯は映画のパンフレットにも書きましたので是非お読みくださいね。

eventofolleto.png私にとってはグラナダ=サクロモンテと言えるくらい、フラメンコ修業でサクロモンテから受けた影響は大きいですし、「サクロモンテ族」とは長い長い付き合いになるのです。私にとってこの映画はノスタルジーの塊という訳です。ですから、「サクロモンテの丘」が公開されるにあたり、皆さまに日本では知られていないサクロモンテ族アーティスト達の貴重な映像とグラナダの古のフラメンコの、その一片でも見ていただけるのは嬉しいことであります。

さて、2月18日、19日、26日にスバル座で公開イベントがあります。18日公開初日にはチュス・グティエレス監督の挨拶と、私のライブパフィーマンス(グラナダを踊る)があります。
今週末は有楽町で逢いましょう!

さらに、ロードショー期間中プレゼントキャンペーンとか試飲イベントなど色々楽しい企画もあり、なんだか盛り上がって来ています!皆さん是非、有楽町スバル座、アップリンク渋谷に足をお運びくださいね!



やっと発売です!  -DVD発売日記②-

chirasi.jpg寒いですね。でもホットな情報です!

「DVDは来週にも出来上がってきます」と
前回のブログで嬉しいお知らせをしておきながら
今の今まで音沙汰なしになってしまいまして、
大変ご心配をおかけいたしました。

実はとんでもない手違いが起きたり、
スペインで緊急問題が発生したりで予定が狂ってしまいました。

でもやっとDVDは皆様のお手元にお届けできます。

わたしの心に残る、思い出の公演をいっしょに振り返りませんか?

このDVDは2008年秋に上演したペヌルティモ・コンサートGRANAÍNA Y MEDIA
グラナイーナ・イ・メディアの映像をベースに編集したものです。
編集したと言っても肝心なところはノーカットです!じっくりご覧いただけます。

3幕構成の公演でした。第1幕では私が生まれて、フラメンコに出会い、スペインに行くまでの
心の変化などをちょっとドラマティックに踊っています。うまく表現できているかな?

第2幕では私の第2の故郷グラナダを踊っています。8年前の公演の時はまだまだの出来だったかも。
でも、あの時だったからできたようなノリもあり、それも大事にしたいと公開に踏み切りました。

第3幕は公演では「永遠の闘い」と題し、現在の私を踊りました。実際には8年前の私ですけど
今現在にも通じるものがあります。ただただ心を籠めて踊っている、そんなところがジンと来て、
我ながら最後のクライマックスは泣けてくる......すいません、でも本当です。
最後の引っ込みシーンはよろよろの牛みたいでしたけど、あれは2度と繰り返せな~い!?

全体的に私の手作りムードがかなり漂っている感じです。自分で撮った映像もあるんですよ!
特典映像「サクロモンテと私」はちょっとメランコリー......。
さて、皆さんにはどう映るのでしょうか? ご感想をドシドシお寄せくださいね。

granainafoto.png

出演アーティストもスペインから応援してくれています!

素敵な音楽で作品をより感動的にしてくれたギタリストのルイス・マリアーノ。
さわやかな歌声で作品をよりフレッシュにしてくれた歌い手のマティ・ゴメス。
この作品の最終幕をよりフラメンコに盛り上げてくれている歌い手のマヌエル・エレディア。
是非彼らの演技も早く観て、聴いていただきたいです。

長い長い道のりでしたが晴れて発売です!
お待たせしました!ご予約の方から徐々に配送いたします。
ご注文は私のホームページのご購入ホームからお申し込みください。
今なら発売記念品付です。無くなりましたら終了です。お早目にお申し込みくださいね。

dvdyaketto.png高橋英子渡世35周年記念作品
GRANAINA Y MEDIA「遥かな地へ」
価格 4,800円(税込)
●DVDカラー約82分(特典映像含む)
●内容説明、歌詞、スペイン語解説などのリーフレット付

お問合せ、お求め先
エコーフラメンコ TEL 047-461-4418 ecoflamenco@nifty.com
高橋英子ホームページ「DVDご購入フォーム」
http://www.ecoflamenco.com/contact.html

発売のお知らせでした。
よろしくお願いいたします!
  


チラシを配っています! -DVD発売日記①-


いつの間にか梅雨に入り、ご近所様のアジサイの花が目に飛び込んで、
綺麗だなぉ~と思ったのは遥か昔のようでもあり、つい最近だったようにも思えます。
しかし、雨はそんなに多くない? なんだか蒸し暑くなってきています。
もう7月、夏ですよね。

今日はこのところの首痛に参りながらも、
庭がセルバ(森林)のように雑草に覆われているのを見て、
取りあえず背の高い雑草を引っこ抜き、玄関周りの草木を汗だくで刈って
ちょっと安心。ちょっとスッキリ。

4月にスペインから戻ってもうそろそろ3ヶ月、
実はこの間モグラのような生活が続いていたわたしなのです。
でもやっと、やっと、やぁ~~~~っと最後の印刷作業の手配が終わり、
後はできあがってくるのを待つのみとなりました。
eiko7.2.png

いったい何の話かと言いますと、かねてより制作中のDVDの話です。
私の8年前の公演をDVD用に編集したものです。
何も好き好んで今どきDVD??? そんな声も聞こえてくるような...

昨年夏にDVD発売を告知してもうすぐ1年。
でも実際はもっと前から手掛けていたんで、いったいいつになったらでき上がるのだろうと
待っていてくださる皆さんにご心配をおかけしていました。
申し訳ありません、遅れに遅れてしまいました。

今年はなんとか仕上げよう!と意気込みはしましたが、
実際問題、自分の能力の限界を超えた作業が待っていたのです。
自主制作なので何から何まで自分の責任で決めなければならず、
私にとってはかなりキツイ、キツ~~~イ日々が続いたのです。

映像会社での編集作業はままならぬものもありましたし、
家ではパソコンの前で格闘して朝を迎えるという生活、そしてとうとう
年を越してしまったわけです。

だいたいがDVD作りなんて初めての経験なので分らないことだらけ、
修正、校正の繰り返し、問題発生でやり直し、経費も嵩んでしまいました。
ストレスは溜まる一方でいったいどうなってしまうのだろう?不安もつのり......

自分でデザインするのもいいような悪いような......
睡眠不足で頭がぼーーーっとしてしまい、集中力がなくなり、
それでも身体に鞭打って無理やり集中させて......いやもう壮絶な闘いが続いたのです。

その間、普段の仕事や生活のあれこれがありましたし、
熊本地震の時は我が家も揺れて、不安が蘇り、
おまけにいきなり、WINDOWSの攻撃に合って、その対応、対策で心臓がドキドキ、
慌ててバックアップやなんやかやで作業が中断したり......。
eiko7.2B.png

そういうわけなのです。

でもなんとか作業は全て終わり、私の手作りDVDが完成し、ちょっと一息!
今工場からできあがってくるのを待っています。
 
ところが、これがまた不安な日々で、最終的に現物がどんな感じにできあがって来るかは、
チェックできないこともあって、運を天に任せなければならないのです。
それはディスクやケースの装丁ですが、
いままでもなかなか思い通りには行かなかったので、最後まで楽観的にはなれません。

でもこうなったらもういいのです。問題は中身ですから。
編集は楽しいこともありましたけど、割り切るのに 時間がかかりました。
最近のテレビってやたら大きかったりしますよね。
ちょっとアップ映像が衝撃的、かな???
さぁ、どうなんでしょう、これは見ていただくしかありません。
何か感じてもらえたら、楽しんでいただけたら嬉しいです。
おまけ映像もありますよ!
ちょっとプライベードですけど、グラナダの景色いいですよ、音楽も!
とにかく自宅でゆっくり観られるっていうのがいいんじゃないかな。
a4folleto.jpg

それで急遽作ったチラシを配っています! 
これから発売に向けての細かい準備、ああ時間がない!頑張ります。
来週には出来上がります。

取り急ぎのお知らせでした!
また追って詳しくお知らせしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。 【7月3日】

高橋英子ホームページ「みっつのザクロ」http://www.ecoflamenco.com/
(HPリニューアル準備中、スマホの方は見にくいかもしれません)